G1東京優駿

　日本中央競馬会（JRA）は29日、G1東京優駿（日本ダービー、6月1日・東京競馬場、芝2400メートル）の枠順を発表した。皐月賞からの直行組か、それとも別路線組かでファンの意見が分かれる中、別路線組で大きな話題を集めているのがショウヘイ（牡3・友道）だ。1枠2番という好枠をゲットしたことだけでなく、競馬ファンは発走の7時間前から始まる超大物アスリートの結果にも注目。「活躍しちゃうと買うしかないな」「打ったら来ます」など“サイン”を信じる声も上がっている。

　3戦無敗でG1ホープフルSを勝って2歳王者となったクロワデュノールを、モレイラ騎乗のミュージアムマイルが差し切るという結果だった1冠目の皐月賞。ダービーでも有力視される2頭は、ミュージアムマイルが4枠7番、クロワデュノールが7枠13番という枠順となった。

　2強ムードの中で俄然、注目を集め始めたのがショウヘイ。圧倒的な強さを見せた未勝利戦の結果から、2月のG3きさらぎ賞では2番人気に推されたものの4着に敗れたが“最終東上便”と言われるG3京都新聞杯を勝って、ダービーに駒を進めることができた。JRAによると馬名の由来は「人名より」とだけ記載されているが、多くのファンはドジャースの大谷翔平投手をイメージ。5月10日、京都新聞杯快勝の2時間前に大谷がダイヤモンドバックス戦で決勝の12号3ランを放ったこともあり、ファンの間では“サイン”ととらえた声も多かった。

　それだけに、今回もネット上では両者の“共演”を思い描く声が多数。「日本ダービー、大谷がホームラン打ったらショウヘイが来ます」「枠順17番とかだったらサインとしてはやりすぎだったけど、それでも当日の大谷の結果には注目だな」「大谷さんが土日に活躍しちゃうとダービー ショウヘイ買うしかないな」「大谷かなり成績良いから、日本ダービーショウヘイ来るんじゃないかなぁ」「ダービーもショウヘイが勝ったら爆笑するんやが」といった声が上がっている。

　6月1日午後3時40分、ダービーでショウヘイは名手ルメール騎手を背にゲートイン予定。その約8時間前に大谷のドジャースはロサンゼルスでヤンキース戦のプレーボールを迎える。またしても両者の“連動”はあるのか。