本拠地ダイヤモンドバックス戦

　米大リーグ・ドジャースは21日（日本時間22日）、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦する。試合前にデーブ・ロバーツ監督が会見。この日のスタメンを巡り、妻から叱られたというエピソードを披露して報道陣を笑わせた。

　この日は「8番・捕手」で新人のダルトン・ラッシングを起用。正捕手ウィル・スミスを休ませた。スミスは前日、山本由伸投手の7回1安打無失点という投球を引き出す好リード。連敗ストップに貢献していた。

　ロバーツ監督は前日のバッテリーについて「我々は勝利が必要だった」「ヤマモトは投球に非常に繊細さがあるので、彼（スミス）に捕ってもらう必要があった」とコメント。連敗を止めるためにも、ラッシングを起用するよりも組み慣れている山本―スミスのコンビに託した方が良いと判断した。

　一夜明けたこの日は「ウィルに4試合出てほしくなかった」とスミスのスタメン外を説明。ただ、「彼（スミス）のボブルヘッドの日なのに先発から外したから、妻に叱られたよ」と苦笑いした。この日はスミスのボブルヘッド人形が配布される、いわば“主役”のイベント日だった。チーム事情とはいえ、配慮が足らなかったと自虐気味に語ったことで、報道陣が集まった会見場は笑いに包まれた。

「ボブルヘッドナイトに注意を払っているわけではない」と釈明し、頭をかいた指揮官。24歳ラッシングは球団No.1の有望株。打撃ではここまで10打数4安打の成績を残している。