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ド軍監督も絶賛、韓国キム・ヘソン1号で気になる今後 エドマンら主力復帰なら「決断下すことに」

米大リーグ・ドジャースのキム・ヘソン内野手は14日(日本時間15日)、本拠地アスレチックス戦に「9番・二塁」で先発出場。メジャー1号ソロを含む2打数2安打1打点で9-3の勝利に貢献した。試合後の会見では、デーブ・ロバーツ監督が26歳の韓国人ルーキーを大絶賛。離脱中のテオスカー・ヘルナンデス外野手、トミー・エドマン内野手が復帰した後の気になる判断についても言及した。

1号ソロを放ったドジャースのキム・ヘソン【写真:Getty Images】
1号ソロを放ったドジャースのキム・ヘソン【写真:Getty Images】

本拠地アスレチックス戦

 米大リーグ・ドジャースのキム・ヘソン内野手は14日(日本時間15日)、本拠地アスレチックス戦に「9番・二塁」で先発出場。メジャー1号ソロを含む2打数2安打1打点で9-3の勝利に貢献した。試合後の会見では、デーブ・ロバーツ監督が26歳の韓国人ルーキーを大絶賛。離脱中のテオスカー・ヘルナンデス外野手、トミー・エドマン内野手が復帰した後の気になる判断についても言及した。

 待望の一発に本拠地が沸いた。5回先頭の第2打席。キム・ヘソンは高めのフォーシームを豪快に引っ張った。右翼席に突き刺さる記念すべきメジャー第1号。「このドジャースタジアムでプレーすることをずっと夢見てきたので、とても嬉しい」。ベースを回りながら左翼のブルペンに両手を振る26歳は、喜びを隠し切れずに白い歯をこぼした。

 2回の第1打席では二塁への内野安打。3日(同4日)の敵地ブレーブス戦でメジャーデビューしてから11試合で打率.360、1本塁打、3打点、OPS.840と好成績を残している。試合後の会見でロバーツ監督は「スイングはオーソドックスではないところがあるが、問題ない。コンタクト力があり、私からすれば、多くの競争心が見える」と切り出し、称賛の嵐を浴びせた。

「彼はボールを真芯で捉え、引っ張って間を抜くような打球を飛ばしている。それだけでなく、間に落ちるような打球や、今日も内野安打を打ち、ホームランも放った。彼はインプレーにしてしまえば何か良いことが起こりそうな、ダイナミックさを持った選手だ。彼はそういったことを私たちにもたらしてくれている」

 ひと息つくかと思いきや、ロバーツ監督はさらに「また守備でも、彼はとても驚くべきプレーをしていた」と続けた。2-3の4回2死二塁の場面では、中前に抜けようかという打球を、二塁ベースを越えたところで滑り込んでキャッチ。遊撃側まで達したところから素早く立ち上がって一塁に送球し、先発・山本由伸のピンチを救った。ここまで二塁、遊撃、中堅でプレーするユーティリティ性も発揮している。

 活躍すればするほど気になるのが、今後の立ち位置。もともと主力のエドマンが右足首の炎症で負傷者リスト(IL)入りした際に、その穴を埋める形でマイナーから昇格した。会見でも、米メディアからILに入っているエドマン、ヘルナンデスが復帰した場合には「難しい判断が求められるのでは?」と質問が飛んだ。

 ロバーツ監督は「難しいかどうかはわからないが、私たちは彼に経験を積ませ、新しい環境に飛び込み、メジャーがどういうものか馴染んでもらいたかった。トミーとテオが帰ってきたら決断を下すことになるが、彼のパフォーマンス、現在のプレーの仕方は間違いなく、彼の立場を助けるものになる」と回答。“お試し”期間での期待以上の活躍は、嬉しい悩みを生むと言えそうだ。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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