大谷の出番で記者席に“異変” 突如現れた黒い制服の男「だからここに来たんだ」 裏方も魅了の一幕
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場し、初回に13号先頭打者アーチを放った。4打数2安打1打点で、9-3の勝利に貢献。大谷の打席は、球場で働く裏方にとっても注目の的。業務を一瞬中断して、見入っている男性を記者席で見つけた。

本拠地アスレチックス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場し、初回に13号先頭打者アーチを放った。4打数2安打1打点で、9-3の勝利に貢献。大谷の打席は、球場で働く裏方にとっても注目の的。業務を一瞬中断して、見入っている男性を記者席で見つけた。
豪快な先頭打者弾から30分後に回ってきた大谷の第2打席。球場が連発への期待感に包まれる中、黒い制服の屈強な男性が記者席に姿を現した。
空席に座り、グラウンド上の背番号17を凝視。投球間に声をかけてみると「オオタニだからここに来たんだ!」と目を輝かせた。男性の正体は、消防署から派遣された検査官のメディナさん。球場の安全を見回っている。異常がないタイミングでもあったこともあり、野球少年に一瞬戻っていた。
幼少期からのドジャースファン。80年代に熱狂的な人気を誇った永久欠番左腕フェルナンド・バレンズエラ氏が活躍していた頃から足しげくドジャースタジアムに通っていたという。「今はこうして仕事として球場に来られて楽しいよ」と笑顔。大谷の13号は一塁側の3階席を巡回していた時だったが「見られたよ! バドワイザー(の広告)があるところの近くに飛んだよね」とウキウキだった。
記者席で見届けた第2打席は残念ながら二ゴロで凡退。「まだチャンスはあるしね」と3打席目以降に期待を込めつつ、颯爽と持ち場に戻っていった。裏方も大谷に魅了されていることが感じられる一幕だった。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)