「PSGハンドボールジャパンツアー」都内で会見

　今年も、ハンドボールの「銀河系軍団」がやってくる――。日本ハンドボール協会は13日、8月にフランスの強豪パリ・サンジェルマン（PSG）が来日し、男子日本代表と対戦すると発表した。PSGの来日は3年連続3回目、19日にリーグHのジークスター東京と、20日に日本代表と国立代々木競技場で対戦する。

「PSGハンドボールジャパンツアー」と銘打たれた大会に向けて都内で会見した日本代表の司令塔、CB藤坂尚輝（22＝大同フェニックス東海）は「見ている人をワクワクさせたい。スピーディーな展開で、ハンドボールの魅力を伝えたい」と意気込みを口にした。

　ジークスターと日本代表で主将を務めるパリ五輪メンバーのPV玉川裕康（30）も「トリックプレーやスカイプレーなど、ハンドボールにしかないプレーを見てほしい。もう1度見に行きたいと思ってもらえる試合をしたい」と、ファンに来場を呼び掛けた。

　一昨年、PSG初来日では国内の日本代表戦では史上最多となる1万801人の観客が集まった。昨年の大会もジークスター東京戦、日本代表戦ともに5000人を超えた。日本協会の金丸恭文会長は「多くのファンに見に来てもらえるようにしたい」。昨年2000円だった最低入場料金も改定、今年は小中高生用に500円の席も用意された。

　昨年のPSG戦以来、1年ぶりの国内試合に臨む日本代表のトニー・ジローナ監督は「代表としてベストメンバーで臨み、いい結果を出したい」とアピール。一昨年のこの大会で代表デビューし、最年少でパリ五輪に出場した藤坂も「この試合で僕のハンドボール人生が変わった。多くの人に会場に足を運んでほしい」と話していた。

　入場券の一般販売は6月5日から。今月17日からはジークスター東京公式ファンクラブ会員らを対象として先行販売が行われる。