井岡一翔前座でドタバタ計量 海外選手2人が体重超過→全裸で再計量パス、1人は制限時間ギリギリ
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)タイトルマッチが11日、東京・大田区総合体育館で行われる。10日は都内で前日計量が実施され、前同級王者・井岡一翔(志成)が51.9キロ、現王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が51.9キロで一発パス。一方、前座では2人の選手が体重超過を犯した末、再計量で無事にクリアするドタバタ劇が起きた。

井岡一翔VSマルティネス
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)タイトルマッチが11日、東京・大田区総合体育館で行われる。10日は都内で前日計量が実施され、前同級王者・井岡一翔(志成)が51.9キロ、現王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が51.9キロで一発パス。一方、前座では2人の選手が体重超過を犯した末、再計量で無事にクリアするドタバタ劇が起きた。
110ポンド(約49.89キロ)契約8回戦のWBA世界ライトフライ級6位・吉良大弥(志成)は49.8キロで一発クリア。しかし、対戦相手の同級13位ジャクソン・サパタ(ベネズエラ)は本番前に行われる予備計量の時点で50.2キロの約300グラム超過だった。クリアの見込みがないため会場に現れず、急ピッチで減量へ。2時間の猶予が与えられた。
その後、ようやく会場に姿を見せたサパタは午後1時28分に計量。全裸で臨んだが、50グラム超過した。吉良陣営に「残り30分」と念押しされ、再び減量へ。ビニール袋を上半身に巻き、その上から服を着て汗を流した。結果的に午後2時の制限時間ぴったりに現れ、全裸ながら49.8キロで無事にパス。両陣営から拍手が降りそそいだ。
この間、相手が現れないまま写真撮影、会見に臨んだ吉良は「相手のオーバーの幅もあまり大きくない。明日には影響ないと思う。そこまで心のブレはないです」と冷静。「前回、前々回は初回KOで良い勝ち方ができた。今回は今回で見て、流れの中でどこかでKOできれば」とリングだけを見据えていた。
さらにライト級(61.2キロ以下)8回戦でも、チョウ・シンキョウ(中国)が関係者にタオルで下半身を隠してもらいながら全裸で計量台に上がったが、20グラムオーバー。相手の大胡晴哉(吉祥寺鉄拳8)はリミットでパスした。チョウは恐縮しながら背中を丸め、大胡と写真撮影だけ実施。握手を交わし、こちらも急いで再び減量した。約20分後に再計量に臨み、無事にリミットをクリアした。
(THE ANSWER編集部)