井岡一翔と「5.11」再戦の王者マルティネスが公開練習「タイトル持ち帰る」 昨年末インフル延期「長い間待たせてしまった」
ボクシングの前WBA世界スーパーフライ級王者で同級6位・井岡一翔(志成)と再戦するWBA同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が7日、井岡が所属する都内のジムで練習を公開した。マルティネスは11日に東京・大田区総合体育館で、初防衛戦を行う。インフルエンザを患い約5か月延期。勝利を母国に届けるため、万全の準備を整えた。戦績は36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分、33歳のマルティネスが17勝(9KO)。

11日にWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ
ボクシングの前WBA世界スーパーフライ級王者で同級6位・井岡一翔(志成)と再戦するWBA同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が7日、井岡が所属する都内のジムで練習を公開した。マルティネスは11日に東京・大田区総合体育館で、初防衛戦を行う。インフルエンザを患い約5か月延期。勝利を母国に届けるため、万全の準備を整えた。戦績は36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分、33歳のマルティネスが17勝(9KO)。
軽快な動きで調整の順調ぶりをうかがわせた。マルティネスは、自身の携帯電話をジムのスピーカーに繋ぎ、ウォーミングアップを開始。音楽に乗りながら、縄跳び、シャドーを行った。サンドバック打ちでは鋭い音を響かせ、ミット打ちでは華麗な足さばきから強打を放った。「体調は100%良好です」と笑顔を見せた。
「再びここに来られて、大変満足している。神に感謝します。このチャンスをものにしたい」
2024年7月、当時IBF同級王者のマルティネスは、WBA同級王者だった井岡と、王座統一戦を行い3-0で判定勝ち。IBFのベルトを返上してまで井岡との再戦を優先したが、同年大晦日の再戦のために来日後、インフルエンザに感染。急遽、試合をキャンセルした。教訓を活かし、手指消毒など感染対策を徹底。移動はホテルと練習場の行き来のみだ。
約5か月越しとなった初防衛戦。「ファンの皆さまを長い間待たせてしまった。タイトルを持ち帰ってアルゼンチンの人々に幸せを与えたい」と意気込んだ。