井上尚弥55.3kg、挑戦者カルデナス55.2kgで計量パス! 遂に明日激突、13秒にらみ合いで火花 井上「まだまだ強くなりたい」
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド=55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。3日(同4日)は会場近くのホテルで前日計量が行われ、井上が121.9ポンド(55.3キロ)、カルデナスも121.8ポンド(55.2キロ)でともにパスした。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

井上尚弥VSカルデナス
ボクシングの世界スーパーバンタム級(122ポンド=55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。3日(同4日)は会場近くのホテルで前日計量が行われ、井上が121.9ポンド(55.3キロ)、カルデナスも121.8ポンド(55.2キロ)でともにパスした。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。
先着200人のファンに公開で行われた前日計量。カジノホテル「MGM GRAND」内の会場前には、開始1時間前には長蛇の列ができていた。多くの報道陣、ファンが歓声を上げる中、井上は体重計へ。先に計量していたカルデナスと13秒間のフェイスオフを行った。先にカルデナスが視線を外して対面は終了した。
井上は2021年6月以来、3度目となる本場ラスベガス上陸。海外開催は5度目だ。4度目の4団体同時防衛に成功すれば世界最多タイ記録。KO勝ちなら、元世界ヘビー級王者ジョー・ルイス(米国)を超える歴代単独最多の世界戦23KOとなる。
カルデナスはWBA1位のほか、IBF8位、WBO10位の世界ランカー。フードデリバリーサービスの配達員をして食いつないできたという苦労人だ。右構えのオーソドックススタイル。15年7月にプロデビューし、13戦目に初黒星を喫したが、以降は14連勝で井上戦を迎える。
5月5日はメキシコの戦勝記念日「シンコ・デ・マヨ」。メキシコ系米国人のカルデナス、セミファイナルで防衛戦を行うWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)の存在で大きな注目を集める。大通りに並ぶ電光掲示板には「怪物」と日本語で書かれた井上の巨大広告が登場するなど、モンスター上陸にラスベガスの熱気は高まっている。
計量を終えると、インタビューでかつて2度対戦したドネアとも対面。質問も受けた。カルデナスの印象について「落ち着いていてよく仕上がっているという印象です」とコメント。会場の雰囲気について「全く日本とは別物です」とお祭りムードを表現した。ドネアに今のモチベーションは何かと問われ「まだまだ強くなりたいという気持ちです」と話した。
階級について「最終目標として、一つ上のフェザー級にチャレンジしたい」と話した井上は、ドネア戦を振り返り「一つ分岐点となった試合。ありがとうと伝えたい」と感謝。ドネアも照れ笑いを浮かべながら日本語で「アリガトウ」「ガンバッテ」と語った。インタビュー後、井上がドネアの肩を叩き、記念撮影。肩を組み、和やかな雰囲気だった。
(THE ANSWER編集部)