アマ9冠の堤麗斗、米でプロデビューへ

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）が米ラスベガスで行う防衛戦に注目が集まる一方、ニューヨークでプロデビューするもう1人の日本人ボクサーにも熱い視線が注がれている。計量をパスし、フェイスオフ。決戦が迫った場面に反響が広がっている。

　前日計量をクリアし、対戦相手と睨みあったのはアマチュアボクシング9冠の堤麗斗（志成）。ニューヨークのタイムズスクエアで2日（日本時間同3日）に開催されるスーパーフェザー級6回戦でリバール・ウィッティントン（アメリカ）と対戦する。

　これがプロデビュー戦。1日（同2日）の一般公開の計量イベントでは、やや緊張の面持ちも覗いた。同イベントには、元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏らも出席。会場は緊迫感に包まれた。

　世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」公式Xがその様子を公開。アマ9冠大器の姿は反響を呼び、日本人ファンからは「かなりやばい。そして仕上がってる」「堤選手のデビュー＆USデビュー＆タイムスクエアデビューの相手、いい具合にオラついてていいじゃん笑」「堤麗斗選手の方が身体の厚みあるね！体幹を感じる　闘志が伝わってくる」など熱を帯びた声が寄せられている。

　22歳の堤は、今年3月にプロテストに合格。その後、リング誌とのスポンサー契約を締結し、同誌主催のタイムズスクエア興行でのプロデビューが決まった。