デグロムとの投げ合いをカーショーはどう見た？

　米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手をメジャー通算212勝左腕が絶賛している。地元紙が、移籍2年目の進化を分析する記事を掲載。この中でクレイトン・カーショー投手が「投げるのが本当に簡単そうに見える」「正直、その早さはスゴい」などと驚きの言葉を並べた。

　米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ヨシノブ・ヤマモトは、2年目でどのようにして彼の試合を新たなレベルに引き上げたのか」と題した記事を掲載。山本が18日（日本時間19日）、サイ・ヤング賞に2度輝いたジェイコブ・デグロム投手と投げ合ったレンジャーズ戦をカーショーの言葉で振り返っている。

　山本はこの試合、7回を5安打無失点、10奪三振の快投で3勝目。カーショーは「ダグアウトに座り、まさに卓越した投球のエキシビションとしか言いようのない試合に魅了されていた」のだという。試合の数日後には「あの滑らかさ、楽々とした動き、ボールが手から出てくる感じ。ああやって投げるべきだ。デグロムとヤマは、まさに最高の2人だ。投げるのが本当に簡単そうに見える」と語ったと伝えている。

　さらにカーショーは山本について「これは彼がまだ短いMLBキャリアで、どれだけ早く進歩したかを示すものだった」とし、「彼自身のやり方を本当に良く学んだ。正直、その早さはスゴい」と大リーグ2年目での成長ぶりに驚いている。

　続けて「どこかに1年もいればより居心地が良くなり、慣れてくる。そして成功すれば自信がつく」と更なる飛躍にも期待を寄せた。山本は今季6試合に登板し3勝2敗。防御率1.06で両リーグトップとチームを背負う活躍を見せている。