珍しい飛距離の修正…特大弾が掘り起こした事実

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）の本拠地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の打席で2試合ぶりとなる6号同点ソロを放った。計測システム「スタットキャスト」により一度は飛距離427フィート（約130メートル）と発表されたものの、その後448フィート（約136.6メートル）に修正。この数字から米記者が驚きの事実を掘り起こした。

　強烈な打球が、機械まで狂わせたのか。ドジャースが1点の先制を許して迎えた初回の攻撃。大谷は先発右腕マルケスの4球目、真ん中付近へのナックルカーブを捉えた。打球速度111マイル（約178.6キロ）という強烈な当たりが右翼席上段へ一直線。大リーグの記録統計サイト「ベースボール・サバント」で、一度は飛距離427フィート（約130メートル）と表示された。ところが、しばらくすると448フィート（約136.6メートル）に“修正”された。

　これに反応したのがMLB公式のサラ・ラングス記者だ。自身のXで「448フィート!!　ショウヘイ・オオタニはドジャースの一員として445フィート（約135.6メートル）超えの本塁打を12発放っている。これは（計測が開始された）2015年以降、どのドジャース所属選手よりも2発も多い。まだ2年目」とつぶやいた。

　この本塁打は、ロッキーズ側の放送席が「もう少しで場外ですよ…」と呆れながら伝えるほどの飛距離。ドジャースタジアムでの特大弾はすっかり、大谷のトレードマークとなっている。