T・ヘルナンデスが体調不良で先発外に

　米大リーグ・ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が、14日（日本時間15日）の本拠地ロッキーズ戦でスタメンを外れた。胃腸系のトラブルによる体調不良が原因だと見られる。チーム内で今季すでに問題となっており、デーブ・ロバーツ監督は「ウンザリだ」と嘆くほかなかった。

　思わぬ事態に指揮官も嘆き節だった。ロッキーズとの3連戦の初戦、先発メンバーにT.ヘルナンデスの名前はなかった。米専門メディア「ドジャー・ブルー」公式YouTubeチャンネルがロバーツ監督の会見映像を公開。「（T.ヘルナンデスは）体調を崩していて、昨日はよく眠れていない。先発はさせずに試合の状況を見ようと思う」と理由を明かした。

　診断結果は不明ながらも、胃腸系の問題かと問われるとロバーツ監督は「そうだ」と答え、「ウンザリだ」と苦笑いを浮かべた。

　今季ドジャースでは、主力が胃腸系のトラブルを抱えるケースが続出。ムーキー・ベッツ内野手が先月、東京ドームで行われた開幕シリーズ直前で胃腸炎を患い約11キロも体重が落ちたほか、「キケ」の愛称で知られるエンリケ・ヘルナンデス内野手も同じく胃腸炎を患い、米帰国後の開幕戦を欠場した。

　カブスとの3連戦で1勝2敗と、今季初の負け越しを食らったドジャース。巻き返しを図る中で、体調不良者を抱えるという問題が再浮上した。