岡本綾子が自身の冠大会で始球式

　女子ゴルフの45歳以上の選手が出場する第3回美浜インビテーショナルレジェンズ岡本綾子カップ2025が8日、愛知・新南愛知CC美浜Cで行われた。今大会の会長を務める岡本綾子さんが始球式を実施。世界ゴルフ殿堂入りも果たした74歳のレジェンドが見せた一振りに、ファンからは「貫禄半端ない」など、感動と驚きの声が上がっている。

　ティーをセットした岡本さん。置いたボールが転がり落ちたことで「手は震えてないんですよ」と周囲を笑わせて始まった始球式は「やる予定ではなかったんですけど、やっぱりちょっと見たいという人がいらして」といった言葉で、さらなる笑いに包まれて本格的に始まった。「飛びませんから。素振りしませんから打ちます」と話すと、米ツアー参戦時から「美しい」と称されたそのスイングで、華麗に振り抜いた。

　日本ツアー20勝の62歳・塩谷育代さんが動画をインスタグラムに公開。ファンからは「相変わらず素晴らしい　左のリード完璧です」「いやぁ、岡本綾子さん、凄いなぁ。貫禄半端ない」「グリップの形、ほんとキレイ。さすがです」「スプーンなのにドライバー並みのティーアップ　お元気そうでなによりです」「照れ臭いのか、セッカチなのか　アナウンスの前に打っちゃってる」といった感激した様子の声が上げられている。

　岡本さんは日本で44勝、米国で17勝、欧州で1勝を挙げ、計62勝の大記録を樹立。1987年には米国人以外で初の賞金女王にも輝き、2005年に日本人では3人目となる世界ゴルフ殿堂入りも果たしている。