パー3コンテストで注目

　米男子ゴルフの祭典・マスターズが現地時間10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで開幕する。開幕前日に行われる恒例の「パー3コンテスト」では、キャディーを務めていた選手の妻が絶妙なアプローチを見せ、会場を沸かせていた。

　緑の帽子にサングラス姿の女性がアイアンを振りぬくと、ボールはピン側につけるナイスショット。女性が両手をあげて喜ぶと場内は大歓声に包まれた。見守っていたのは、昨年のウィンダム選手権で米ツアー初勝利を挙げたアーロン・ライ（英国）。2人はヒップバンプ。これには実況席からも温かい笑い声が飛び出していた。

　英紙「デイリー・メール」は、「マスターズのスターの妻がパー3コンテストでのショットで観衆を驚かせる」として記事を掲載。「マスターズのスターであるアーロン・ライは、他のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの観客と同じように驚嘆した。彼の妻がパー3コンテストでティーボックスに立ち、グリーン上に見事なショットを放ったからだ」と報じている。

　記事によると、「ライの妻はまだ名前が明かされていない」と女性について言及。「イングランド出身のライのパートナーは、大きな注目を浴びることなくコンテストに参加したが、彼女のスイングは観衆の注目を集め、ボールはグリーンに着弾した」と予期せぬ珍事を伝えた。

「ボールがグリーンの端に落ち、ピンに向かって転がり静かに止まると、マスターズの観客を魅了した」という妻に続いて、夫のライが本選でオーガスタを沸かすことができるか注目だ。