愛知県フィギュアスケート選手権大会のブロンズ女子クラス1に出場

　元体操日本代表の寺本明日香さんが6日、愛知県フィギュアスケート選手権大会のブロンズ女子クラス1に出場することを自身のSNSで発表した。元トップアスリートの異例の挑戦に、ファンからは「素敵なニュース」「演技見てみたい」などの声があがっている。

　29歳の寺本さんは2012年ロンドン五輪、16年リオ五輪に出場。東京五輪でも3大会連続出場を目指していたが、20年2月に左アキレス腱を断裂した。1年延期になった五輪に向けて戦った末に代表入りはならず。22年4月に引退し、至学館大の体操女子監督に就任した。

　自身のXで異例の挑戦を公表した寺本さん。「愛知県フィギュアスケート選手権大会のブロンズ1に出場してみます！　本格的にスケートを始めて約1年。スケーティング技術はまだまだなので　恥ずかしいのもちょっとありながら、出場してみたいという気持ちの方が勝ってしまいました　スパイラルで魅せます」と報告し、「※私の専門は体操です」と添えた。

　この投稿には大きな反響が寄せられ、別の投稿では「フィギュアスケートは、あくまで趣味・プライベートの延長線上で楽しんでいるもので、競技者（選手）になるわけではありません」と出場の意図を説明。それでも「リンクを独り占めできる空間を味わうのも初めてなので、楽しみながら頑張ります！！」と前向きにつづると、SNS上にはファンから様々な反応が届いた。

「どちらも『美しさ』勝負の種目。フィギュア選手にはない意外な一面もありそう」
「素敵なニュース、裾野が広がるのが嬉しい」
「！？！？！？」
「すごい！面白いチャレンジ！」
「わぁ～演技見てみたいなぁ。スパイラルは綺麗だろうな」
「社会人になってからも楽しんで競技会に出たいと思える、そんな選手が増えるといい」
「素敵です。一つの世界で極めた人は何をやっても形になるのかも」
「観戦できる人うらやま！！」
「すごーい　1年で大会出場とは！楽しみにしています」

　愛知県フィギュアスケート選手権大会は20日から24日まで日本ガイシアイスアリーナで開催される。