28歳でプロデビュー「最短で世界王者に」 名門・帝拳ジムに日本人初アマ世界王者・坪井智也入門
ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うことを発表した。さらにアマチュアの2021年世界選手権王者・坪井智也が帝拳ジムでプロ転向し、デビュー戦が入ることも発表。日本人初の快挙を果たした28歳が大舞台でベールを脱ぐ。興行は「U-NEXT」で独占生配信。

3.13トリプル世界戦興行、アマ世界王者・坪井智也がプロデビュー
ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内で会見し、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦を行うことを発表した。さらにアマチュアの2021年世界選手権王者・坪井智也が帝拳ジムでプロ転向し、デビュー戦が入ることも発表。日本人初の快挙を果たした28歳が大舞台でベールを脱ぐ。興行は「U-NEXT」で独占生配信。
丁寧な自己紹介から始めた。「皆さん、こんにちは。帝拳チーム所属として活動していくことになりました、坪井智也です」。スーパーフライ級で臨むデビュー戦は、いきなりトリプル世界戦のリング。対戦相手は未定だが、「こんなに大きな会場で試合をさせていただけることは、本当に自分にとって嬉しく思います」と謙虚に感謝を込めた。
静岡・浜松市出身。11歳でボクシングを始め、浜松工業高から日大に進学した。2018年から自衛隊体育学校に所属したが、東京五輪出場はならず。それでも、21年11月にバンタム級で世界選手権優勝。ウェルター級の岡澤セオン(INSPA)とともに、同じ大会で日本人初優勝の快挙を達成した。
全日本選手権は5度優勝を誇り、アマ戦績は106勝(10RSC)25敗。しかし、パリ五輪出場はならず、6月に引退を発表した。
「アマチュアボクシングに人生を懸けて今まで頑張ってきた。1995年生まれで、今ここにいらっしゃる岩田チャンピオン、阿久井チャンピオンを含め、同世代の方々がみんな頑張っている姿を見て、僕もまだまだやりたいな、ボクシング頑張りたいなという思いから、プロボクシングの道に進みたいと決めました」