28歳でプロデビュー「最短で世界王者に」 名門・帝拳ジムに日本人初アマ世界王者・坪井智也入門

帝拳ジム代表も期待「そんなに長い時間はかからない」
昨年末に自衛隊を退職し、2月6日に東京・後楽園ホールで予定するプロテストに向けて帝拳ジムで練習中。「チャンピオンたちがいっぱい練習してるので、それを見ながら僕もプロの技を毎日学ばせていただいています。本当に毎日刺激があります」。目指すは静岡出身者では初の世界王者だ。
「アマチュア時代に築いた自分の良さと、プロに必要なものをミックスしながらボクシングをつくっている最中です」
アマとプロの両方で世界を制した日本人は、2012年ロンドン五輪金メダル&WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太氏のみ。大先輩と同じく帝拳ジムの門を叩き、プロの世界に飛び込む。
同ジムの浜田剛史代表は「村田諒太の例もありますが、試合を見ると基本がしっかりしている」と評価。「昔、我々の時代は『プロ転向は4年目が勝負』と言っていたけど、今の時代はプロとアマのルールもどんどん狭まっている。ヘッドギアなし、グラブが小さくなることに慣れれば、勝負できるのにそんなに長い時間はかからない」と期待した。
舞台を移す坪井は「しっかりプロの経験を積みつつ、最短で世界王者になれるように」とイメージを膨らませた。
【3月13日トリプル世界戦の対戦カード】
▽WBA&WBC世界フライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBA王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
▽WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)
VS
同級14位・京口紘人(ワタナベ)
▽WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者・岩田翔吉(帝拳)
VS
同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)
▽坪井智也(帝拳)プロデビュー戦(スーパーフライ級)
※その他カードは後日発表
(THE ANSWER編集部)