[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「眠れなかった」極限の首位打者争い、三冠阻止アラエスが恐れた大谷翔平の影「彼は何でも可能にしてしまう」

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し4打数1安打。打率.310でシーズンを終えた。本塁打と打点でリーグトップを独走する中、三冠王なるか注目を集めたが、首位打者を争ったパドレスのルイス・アラエス内野手が3打数1安打で打率.314とし快挙ならず。ただアラエスは試合後「昨日は眠れなかった」と激しいレースの“裏側”を明かしている。

パドレスのルイス・アラエス【写真:ロイター】
パドレスのルイス・アラエス【写真:ロイター】

欠場は考えず…初回の三振で現れた異常

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し4打数1安打。打率.310でシーズンを終えた。本塁打と打点でリーグトップを独走する中、三冠王なるか注目を集めたが、首位打者を争ったパドレスのルイス・アラエス内野手が3打数1安打で打率.314とし快挙ならず。ただアラエスは試合後「昨日は眠れなかった」と激しいレースの“裏側”を明かしている。

【PR】ABEMAで楽しむMLBポストシーズン いつでも&どこでもスマホやテレビでお手軽に観戦!

 アラエスは2年連続のシーズン200安打へあと「1」としていたこともあり、ダイヤモンドバックスとのシーズン最終戦に「1番・一塁」で先発。6回の第3打席で右中間二塁打を放ち、大谷に4厘の差をつける打率.314をキープした。現在3位のオズナ(ブレーブス)が2試合を残すものの、ほぼ首位打者を確実なものとした。

 米紙「USAトゥデー」は「ルイス・アラエスが歴史的な打率タイトルを獲得、ショウヘイ・オオタニの三冠王を阻む」という記事の中で、試合後のアラエスの言葉を紹介している。「今回はキツかったよ。(土曜日の夜は)眠れなかった。昨夜は眠れなかった。人間だもの。そんなことは考えたくないのに、よく考えてしまうんだ」と、極度のプレッシャーに襲われたと明かしている。

 記事では、「自分の打率を守るために欠場することは考えなかった。オオタニという選手は何でも可能にしてしまうからだ」と、シーズン終盤に打率を大幅に上げた大谷の実力を認め、最後まで数字を伸ばしてのタイトルを望んでいたことを紹介した。

 アラエスは三振をしない選手として知られ、記事は「これまでの521回打席で17回しか三振をせず、今季の初めは141打席まで三振がなかった。この20年間で最長記録を更新した」と指摘している。その中で初回に喫した空振り三振には「あんなことは起こったことがない」。緊張感は相当なものだったようだ。

 大谷の猛追は驚きだったようで「彼(大谷)はいろいろなことができる」「彼は特別なんだ。ただ完璧ではないと思う。 彼も人間だからね」と語ったアラエス。実は三冠王を“阻止”するのは2度目だ。ツインズ時代の2022年には打率.316で、62本塁打したジャッジ(ヤンキース)の.311を抑えてタイトルを獲得している。再び巡ってきた歴史的な争いを「タイトルを獲得できてよかったよ」と振り返った。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集