新時代を予感させる「BIG4」2大巨塔撃破、続々報道「偉業を遂行させた」

　男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は18日、決勝で世界ランク5位のアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が同1位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）を6-4、6-3のストレートで下し、2度目の出場で初優勝を飾った。21歳で夢のトップ8決戦において、ロジャー・フェデラー（スイス）、ジョコビッチという「BIG4」の2大巨頭を倒したのは大会史上初とATP公式サイトはレポート。海外メディアも「偉業を遂行させた」「スターが誕生した」と絶賛している。

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　歓喜が爆発した。マッチポイント。最後は打ち合いからズベレフはジョコビッチの意表を突くパッシングショットを炸裂させ、世界NO1を撃破した。コートに大の字に寝転び、酔いしれた戴冠。ネットを越えて歩み寄ってきたジョコビッチとがっちりと抱擁した。シーズンのクライマックスを飾ったのは、次代を担う21歳の怪物だった。

　試合後は観戦に訪れていた元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏との2ショットが実現するなど、華やかな祝福を受けたズベレフ。海外も快挙を続々報道している。

　ATP公式サイトは「素晴らしいサーシャが大きなタイトルを受け取った」と見出しを打って特集し、「アレクサンダー・ズべレフがATPファイナルズで若くして王者になった。偉大な世界NO1ノバク・ジョコビッチを6-4、6-3で下し、大きなタイトルを手にした」とレポート。大会史上、フェデラーとジョコビッチの2人を破ったのは初という輝かしい偉業も紹介している。