韓国でパドレスとの開幕戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日、韓国・ソウルで開催されたパドレスとの開幕戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で、ダルビッシュ有投手とメジャー初対戦となった。ともに日本ハムから海を渡り、昨年のWBCで世界一の喜びを分かち合った2人が遂に対峙。第1打席は遊ゴロで、ダルビッシュに軍配が上がった。

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　初回無死一塁。大谷が遂にダルビッシュとの初対戦を迎えた。打席に入った大谷には韓国のファンが大歓声。4球目にタイミングが合わず、泳がされて遊ゴロに倒れた。観客席では妻・真美子さんが見つめる中での今季初打席。快音は響かなかった。

　今季からドジャース入りした大谷。2018年の渡米以降、意外にもダルビッシュとの対戦は一度もなかった。韓国入りした後の会見では「小さい頃から見ていた大好きな投手で、目標にしてきた方。これまで対戦がなかったので、それも含めて思い入れがあるんじゃないかなと思う。楽しみにしています」と語っていた。

　ともに日本ハムから海を渡った2人。昨年のWBCではともにチームを引っ張り、決勝の米国戦では8回ダルビッシュ、9回大谷の継投で3大会ぶり3度目の優勝を成し遂げた。ダルビッシュは2021年9月、大谷がファイターズと契約した頃のメッセージの交流をXに画像で公開しており「何年後かにメジャーで待ってるわ！」「メジャーリーグ目指して頑張ります」とのやりとりがあったことが明かされている。長い時を経て、遂に対戦が実現した。