快勝後の“カメラサイン”で「愛」と漢字で記す、日本・中国ファンが反応

　男子テニスの上海マスターズは11日、シングルス3回戦でノバク・ジョコビッチ（セルビア）がマルコ・チェッキナート（イタリア）を6-4、6-0で破り、8強進出。試合後の恒例の“カメラサイン”では、漢字で「愛」と書き込み、地元ファンに向けた粋なサプライズで喜ばせ、その様子をATP公式中継サイト「テニスTV」が動画で公開している。

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　中国で熱烈な歓迎を受けるジョコビッチがファンを喜ばせた。チェッキナートを6-4、6-0で圧倒。地元ファンの歓声に応えた後、中継カメラのレンズに取り付けた透明のボードにサインを書き込む恒例シーンだった。右手に持った赤いペンをジョコビッチ。しかし、どこか書く仕草がたどたどしく、いつものサインではない。

　一画一画、丁寧に書き記すジョコビッチ。画面に浮かび上がったのは「愛」という漢字だった。部首の部分が「友」になる中国の表記で記し、颯爽とフレームアウトした。一連の様子を「テニスTV」公式ツイッターは「ノール（ハート）シャンハイ」とジョコビッチの愛称とともに記し、動画付きで紹介した。

　試合については「ノバク・ジョコビッチはチェッキナート相手に試合を6-4、6-0で片づけて上海オープンのベスト8に勝ち進んだ」とレポートしている。中国、日本のファンも反応するなど、粋な演出で喜ばせたジョコビッチ。試合前には客席の地元ファンと自撮りで一緒に納まり、触れ合う様子をSNSの動画で公開していた。

　強いだけではなく、ファン思いな姿勢は中国でもしっかりと受け入れられているようだ。