ダイキンオーキッドレディス第3日

　女子ゴルフの国内ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディス第3日が2日、沖縄・琉球GC（6595ヤード、パー72）で行われ、首位と5打差の3位で出たツアー通算4勝の岩井千怜（Honda）が10バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの65で回り、通算13アンダーで単独首位に浮上した。1打差の2位に同6勝の西郷真央（島津製作所）がつける展開。初の開幕戦優勝に王手をかけ、「自分のゴルフをして伸ばせたら」と意気込んだ。

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　5打差を一気にまくって見せた。21歳の岩井は1、2番のバーディーで好スタート。前半だけで5つ伸ばした。13番で同じ最終組の西郷を逆転して首位浮上。「強いガッツポーズが出た」と振り返ったのが、14番だ。4メートル強のパットを沈めて2連続バーディー。15、16番で3つ落としたが、17番のバーディーで盛り返した。「フック、スライスをイメージできたのでそれが凄くよかった」。パットが冴え、笑顔を咲かせた。

　強風に加え、13.8度の沖縄らしくない寒さも上着で調整しながらプレー。日本勢最上位の13位だった前週の米ツアー・ホンダLPGA（タイ）から好調のパットを武器に、この日も優勝争いを演じた。「今週はずっと（ラインを）読めている。流れでいいのが続いている。自分の直感が一番合っているので、それを信じて打てている」と自信を見せた。

　2位の西郷とは1打差。最終日最終組で一緒に回る1歳上の先輩に対し、「やっぱり決めるところは決めて来るし、強いショットもたくさん打っているので凄い」と尊敬の念を持つ。それでも、開幕戦Vを譲るつもりはない。「明日はリードを考えずに攻めるだけ。自分のゴルフをして伸ばせたら」。昨年6月以来の5勝目へ突っ走る。