世界卓球団体戦

　世界卓球団体戦（韓国・釜山）は22日、男子準々決勝が行われ、チーム世界ランク3位の日本は同1位で10連覇中の王者・中国に0-3で敗れ、2大会連続のメダル獲得はならなかった。しかし、第1試合は初出場となった世界ランク33位の16歳・松島輝空が、同1位・樊振東から第1ゲーム（G）を先取するなど大善戦。ワールドテーブルテニス（WTT）が一進一退の攻防となったダイジェスト動画を公開すると、海外ファンから「とってもシャープ」「何歳なんだ？」といった反響が寄せられている。

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　息詰まる熱戦だった。第1Gから積極的に前陣に構えた松島。樊のロングドライブをテンポよく打ち返し、体を開きながらフォアを打ち抜いた。一方の樊もバックで3球目攻撃を仕掛けると、相手のリターンのネットインでタイミングを崩されながらも強引なドライブ。抜群のコースに決めてポイント奪取した。

　会場が最も盛り上がったのは第2G、樊が8-4とリードした場面。押し込まれた松島のカット気味のリターンが浮き、樊がスマッシュ。これをロビングで返した。続けざまにハイボールのスマッシュを打たれるが、バックのロングカウンターで迎撃。樊のリターンはネットにかかった。その後も台から離れての打ち合いの連続。第4Gではバックの応酬からフォアに切り替えて樊のミスを誘うシーンもあったが、最後は自身のバックがネットにかかり、激戦に終止符が打たれた。

　WTT公式インスタグラムは「世界ランキング1位のファン・ジェンドンは、ソラ・マツシマが熱を上げても動じずにいた」とつづって、動画を公開。樊へのコメントもさることながら、松島に対しても「ソラはとってもシャープ！」「ソラは本当に良い試合をした」「君はクールだ」「ソラ・マツヤマの信じられないようなプレーだ。より自信をもってプレーした」「アメージングな10代だ!!!」「ソラは何歳なんだ？」といった称賛の声も集まっている。