日本サッカーが夢見る「30年以内W杯優勝は難しい」 ドイツ代表OBの発言めぐり中国ネットが紛糾
ドイツサッカーのレジェンド、ローター・マテウス氏が中国メディアのインタビューに応じ、日本サッカー協会(JFA)が掲げる「2050年までにワールドカップ(W杯)優勝」という目標について「それは非常に難しい」との見解を示した。これに中国のネット上では賛否両論が入り乱れ、紛糾している。
ローター・マテウス氏が中国メディアに発言「30年以内の優勝は難しい」
ドイツサッカーのレジェンド、ローター・マテウス氏が中国メディアのインタビューに応じ、日本サッカー協会(JFA)が掲げる「2050年までにワールドカップ(W杯)優勝」という目標について「それは非常に難しい」との見解を示した。これに中国のネット上では賛否両論が入り乱れ、紛糾している。
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西ドイツ代表で1990年イタリアW杯優勝を経験するなど、ドイツサッカー界の英雄の一人であるマテウス氏。このほど、ブンデスリーガと中国サッカー協会の共同プロジェクトの式典に出席し、中国メディア「澎湃新聞」のインタビューに応じた。
カタールW杯でドイツ、スペインを破り、16強進出するなどアジアサッカーでトップを走る日本。JFAは2050年までにW杯優勝することを目標に掲げている。しかし、マテウス氏はアジアの進歩に驚きながらも、これについて否定的な見解という。
「日本が30年以内にW杯優勝を目指している? それはとても難しいだろう」
こう語ったマテウス氏は「優勝は何人かの選手が人並み以上の能力を持っていれば達成できることではなく、チームの23人全員の準備がしっかり整っている必要があるし、更にはコーチ陣が力を合わせて取り組む必要がある。その他にも、運が必要だ」と理由を述べた。
しかし、こうした意見を紹介した中国メディアの記事には、地元ファンからさまざまな声が上がっている。
「オランダはあの豪華な陣容で、歴史に残るようなスターがいてもW杯で優勝したことがない。日本はスターもいないのに、W杯なんて夢をどうしてみられるのだろう」
「調子に乗らないように疑問を呈するのは誤りではない。フランス、イングランド、オランダ、スペインのような強いチームだって、問題点を指摘する人は山ほどいる」
「日本は強いと言ってもベスト16から8のところでうろうろしている」