「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」

「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、全選手の指名が終了。全122人（支配下72人、育成50人）がプロ入りの切符を掴んだ。豊作と言われた今年のドラフト。なかでも際立ったのは東都大学リーグの大躍進だ。同一リーグから史上最多となる7人の1位指名選手が誕生。なかでもリーグ春秋連覇＆大学日本一も達成した青学大からは2人のドラ1が誕生し、同校で行われた会見で選手・監督はその要因について語った。

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「戦国・東都」と呼ばれた大学球界屈指の強豪リーグが席巻した。ドラフト1位で指名されたのは、青学大・下村海翔投手（阪神）、青学大・常広羽也斗投手（広島）、中大・西舘勇陽投手（巨人）、国学院大・武内夏暉投手（西武）、専大・西舘昂汰投手（ヤクルト）、東洋大・細野晴希投手（日本ハム）、亜大・草加勝投手（中日）という7人。同一の大学リーグから指名された数としては史上最多になった。

　東都大学は東京を所在地とした22校からなるリーグ。4部制で入れ替え戦があり、生き残りをかけて激しい戦いが繰り広げられる。同じ神宮球場を拠点とした東京六大学リーグとともに、多くのプロ野球選手を輩出してきたが、今回は東都の存在感が際立った。春の全日本大学選手権を制し、リーグ春秋連覇を達成している目下、最強の青学大。安藤監督は「この東都リーグというのは、僕の中では、大学野球の最高峰という風に思っている」と言い、大量指名についての見解を述べた。

「リーグの中に入れ替え戦という良い意味での違和感があるので、お互いが切磋琢磨してレベルアップもしていきますし、バッターの力が上がれば、当然投手の力も上がっていく」と力説。「そして、投手の力が上がれば、それをどういう風に打ち崩すかということで、バッターのレベルも上がっていく。その結果、こういう風に指名に至っていると考えます」。常に“生きるか死ぬか”のサバイバルで互いに長年、切磋琢磨してきたことを理由に挙げた。

　目下のレベルの高さを選手自身も感じている。ともに最速155キロを誇る常広と下村。常広は「（今夏に）日米大学野球でアメリカに行った時に、投手陣がほとんど東都だったので、そういうところにレベルの高さ感じました」、下村も「春は青学は凄く好調で日本一まで駆け上がりましたが、秋のリーグはそう簡単にうまいかず、かなり苦しい試合もあった。そういうところはやっぱり東都リーグのレベルの高さかなと思います」と話し、東都大学のプライドをうかがわせた。