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井上尚弥に「挑戦状は叩きつけない。失礼だし、偉大だからね」 無敗の27歳英ボクサーが敬意

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)へ、同級で4団体すべて世界ランク入りしている無敗の27歳リアム・デービス(英国)が敬意を表した。米メディアの取材に「今の俺が彼(井上)に挑戦状を叩きつけるようなことはしない。それは失礼だし、彼は偉大なボクサーだからね」などと語りながらも、チャンスがあればリングに上がる思いも口にしている。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

4団体すべてで世界ランク入りしているデービス

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)へ、同級で4団体すべて世界ランク入りしている無敗の27歳リアム・デービス(英国)が敬意を表した。米メディアの取材に「今の俺が彼(井上)に挑戦状を叩きつけるようなことはしない。それは失礼だし、彼は偉大なボクサーだからね」などと語りながらも、チャンスがあればリングに上がる思いも口にしている。


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 WBO6位、IBF7位など4団体すべてで世界ランク入りしているデービスは、キャリア14戦全勝(6KO)の実力者。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「リアム・デービスがキャリアに残る勝利を熱望『この男相手に仕事をこなそうと思っている』」との見出しで記事を掲載し、英プロモーション会社「クイーンズベリープロモーションズ」のデブ・サフニ氏にデービスが語ったコメントを伝えた。

「2024年のどこかの時点で世界王座に挑戦できそうに見える」と評価されているデービス。来月18日にイタリア人ボクサー、ビンチェンツォ・ラ・フェミナ(13勝無敗、7KO)との対戦を控えている。デービスは「仕事をこなそうと思っている。良い波に乗っているし、トレーニングも懸命にやっている。ビジネスをするには素晴らしい試合だ。それが俺の狙い。誰よりも優れた選手に見せることだ」などと語ったという

 デービスはもう一人の同級2団体王者マーロン・タパレスらに関心を抱いているようだが、同メディアでは「日本のスーパースターであるナオヤ・イノウエはWBC&WBO世界スーパーバンタム級王座を保持しており、疑いなく同級最高の男だ。デービスは“ザ・モンスター”に挑戦状を突きつける前に世界王座獲得へ熱心になっているが、もし巨額を提示されれば断りはしないようだ」と伝えられている。

 記事の中でデービスは「常に言ってきたことだけど、ボクサーは誰が相手でも戦うものだ。120戦以上をしてきた俺は誰とでも戦う」と基本的に相手は選ばないとした上で、「でも今の俺が彼(井上)に挑戦状を叩きつけるようなことはしない。それは失礼だし、彼は偉大なボクサーだからね」と井上に敬意を示した。一方で「でも『50万ポンド(約9066万円)で日本に行け』と電話で言われれば、満面の笑みとともにすぐに行くよ」と、チャンスがあるのであれば飛び込む心意気も示した。

(THE ANSWER編集部)



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