卓球王国・中国でも素直に称えられた早田ひなの実力と人柄 準決勝では「誠実に謝っていた」【アジア大会】
中国で開催されている杭州アジア大会。卓球女子シングルスでは、世界ランク9位の早田ひな(日本生命)が銀メダルを獲得した。準決勝では同4位の中国・王芸迪を撃破。日本勢29年ぶりとなる決勝進出を果たした。決勝では世界1位の孫頴莎に1-4で敗れたものの、中国選手相手に堂々と戦ったことで「この日本選手、確かにとっても強い」「実力は伯仲していた」などと、卓球王国・中国のファンからもネット上で素直に実力を認められていた。
杭州アジア大会・卓球
中国で開催されている杭州アジア大会。卓球女子シングルスでは、世界ランク9位の早田ひな(日本生命)が銀メダルを獲得した。準決勝では同4位の中国・王芸迪を撃破。日本勢29年ぶりとなる決勝進出を果たした。決勝では世界1位の孫頴莎に1-4で敗れたものの、中国選手相手に堂々と戦ったことで「この日本選手、確かにとっても強い」「実力は伯仲していた」などと、卓球王国・中国のファンからもネット上で素直に実力を認められていた。
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早田は準決勝で王芸迪とフルセットの激闘を演じ、最後は4-3で勝利。決勝では孫と11度目の対戦で初勝利を目指し、1ゲームを奪ったものの1-4で敗れたが、開催地・中国ファンも早田の強さを感じ取っていた。
中国メディア「ジーボーバ」が準決勝で早田が勝利したことを伝えた記事では、コメント欄に同国ファンの様々な意見が書き込まれた。
「中国選手が負けたけれど、間違いなく、この大会でもっとも見ごたえのある試合だった!!」
「実力は伯仲していた。最後は、運がどちらに味方したかだった」
「この日本選手、確かにとっても強い。見ていておもしろい試合だった」
「ほんのわずかな差で、日本選手の方が運が少しよかっただけだ。オリンピックのことを考えると、この敗戦も決して悪いことだとは言えないだろう」
「力が拮抗して、甲乙つけがたい。しかし、早田が一番いいところを出すことができたのだと思う。見事なバックショットがたくさんあった」
「最後のエッジボール、残念だった」
「本当にすごい試合だった。でも、王はオリンピックは危ないかもしれない」
「本当に見ごたえのある試合だった。残念ながら、日本選手の運が少しだけよかった」
「日本は運にも恵まれていたけれど、やはり実力があった」
「この日本人、確かに実力がある」
最終ゲーム終盤、早田にとってラッキーなエッジボールでの得点があったが、中には「早田ひなはとてもいい。第7ゲームの最後のエッジボールのとき、本当に誠実に謝っていたし、それまでも、ラッキーなボールではなかったときにさえ王に謝っていた。それに比べて、王はエッジボールで得点しても何の反応もしておらず、あまりよくないと思った」と、その人柄を称える声もあった。
早田は日本女子団体の銀メダル獲得にも貢献。今大会は女子ダブルスでも張本美和、木原美悠のペアが中国ペアを下して銅メダルを獲得しており、中国開催の大会で日本女子が存在感を放った。
(THE ANSWER編集部)