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石川祐希「いいところあまりなかった」 死闘制して白星発進も反省「パフォーマンスあげないと」

男子バレーボールのパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は30日、東京・代々木第一体育館で世界ランク5位の日本が初戦の同28位フィンランド戦を迎えた。2セットを先取するも、フィンランドの追い上げに遭って試合はフルセットにもつれる熱戦に。何とか最終セットをものにし、3-2で白星発進となった。今大会は8チームの総当たり戦で、上位2チームに入れば来年のパリ五輪出場権を獲得できる。

バレーの石川祐希【写真:Getty Images】
バレーの石川祐希【写真:Getty Images】

パリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)

 男子バレーボールのパリ五輪予選兼ワールドカップ(W杯)は30日、東京・代々木第一体育館で世界ランク5位の日本が初戦の同28位フィンランド戦を迎えた。2セットを先取するも、フィンランドの追い上げに遭って試合はフルセットにもつれる熱戦に。何とか最終セットをものにし、3-2で白星発進となった。今大会は8チームの総当たり戦で、上位2チームに入れば来年のパリ五輪出場権を獲得できる。


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 ホームの大声援を受け、日本が勝利を掴んだ。第1セット、主将の石川祐希が日本の1点目をスパイクで決めると、3-3の状況からはサービスエースに成功。その後も2本連続でエースを決めるなど、日本の攻撃をけん引。25-17で第1セットを奪った。

 第2セットでは高橋藍が驚きのプレーを見せる。序盤、ラリーが続いた状況でトスに飛び上がった高橋藍は、スパイクを打つと見せかけてなんと自身の背中側を通すフェイクを披露。ブロックが2枚ついていたが、誰もいないサイドラインに落としてポイントを奪取した。西田、山内も得点を重ねて25-15とこのセットも連取した。

 第3セットでは西田がこの試合4本目のサービスエースを決め、この時点で日本のサービスエースは10本に到達した。14-16と先行を許した場面ではハプニングが発生。コート上に吊るされていたカメラのワイヤーが切れ、試合が一時中断となった。一度ベンチに下がった両軍は、約10分後にアップを経て試合再開。このセットは終盤までもつれるが、25-27で落とした。

 流れは相手に傾いたのか、第4セットは劣勢。盛り上がるフィンランドが得点を重ね、19-25で試合はフルセットにもつれ込んだ。勝負の第5セット、10-12とリードを許すも、山内が勝負どころでブロックを決めて同点に。その後は西田の得点などでマッチポイントに持ち込み、最後は高橋藍がスパイクを決めて勝利した。苦しい試合を勝ち切った日本は、それぞれが抱擁を交わして喜び合った。

 石川は試合後の場内インタビューで「いいところはあまりなかった。1~2セット目は出だしで出られたけれど、少しミスが多かったかなと思う」と反省を口にした。「出だしとしては勝ったので良かったが、個人的にももっとパフォーマンスを上げないといけない。明日以降切り替えて頑張りたい」と語った。

 今年のネーションズリーグで史上初の銅メダルを獲得するなど強さを見せてきた日本。次戦は10月1日、世界ランク19位のエジプトと対戦する。

(THE ANSWER編集部)





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