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大谷翔平の「数字を見ろ!」 ルースとの比較論再燃に米識者力説「ルースは一度も…」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手と「野球の神様」ベーブ・ルースの比較論がまた米国で盛り上がっている。ニューヨークの大御所ラジオパーソナリティが、大谷はルースと比較されるに十分なことを「全く成し遂げていない」と主張したばかりだが、今度は別のパーソナリティが正反対の持論を展開。「数字を見ろ!」と大谷が“圧勝”している成績を持ち出し、「ルースはオオタニが成し遂げたことを一度も成し遂げていない」と力説している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

米ラジオパーソナリティ「ショウヘイ・オオタニは前代未聞」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手と「野球の神様」ベーブ・ルースの比較論がまた米国で盛り上がっている。ニューヨークの大御所ラジオパーソナリティが、大谷はルースと比較されるに十分なことを「全く成し遂げていない」と主張したばかりだが、今度は別のパーソナリティが正反対の持論を展開。「数字を見ろ!」と大谷が“圧勝”している成績を持ち出し、「ルースはオオタニが成し遂げたことを一度も成し遂げていない」と力説している。


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 二刀流の躍動であの野球の神様と大谷が比較される現状に「愚かなこと」と猛クレームをつけたのはニューヨークのラジオ局「WFAN」で1980年代から活動するご意見番、マイク・フランセサ氏だ。自身のポッドキャスト番組で大谷とルースの比較について「それに関しては少しも同意できない。そう呼ばれるまでに十分なことを彼は全く成し遂げていないと思う。バカバカしい。残念だが」と持論を展開し、こう語った。

「オオタニの実績を私にいう前に、ベーブ・ルースの成績をチェックしてみろ。ベーブ・ルースのレギュラーシーズン、ワールドシリーズ、キャリアを通じた投手成績を見てほしい。そして、打撃も。オオタニがベーブ・ルース以上とどうやったら思い付くんだ? これは意味を成さない。人々はたくさん愚かなことを話すが、これは愚かなことだ」

 一方、正反対の意見を述べたのが米スポーツ専門局「CBSスポーツ」などで活動するアダム・シェイン氏。同局の番組で「彼(大谷)はかつて一度も成し遂げられたことがない、前代未聞のことをやっている。もう一度言う。ベーブ・ルースは、ショウヘイ・オオタニが成し遂げたことを一度も成し遂げていない」と力説した。

 シェイン氏は「数字を見ろ! 数字を見るんだ!」と強調し、「最高の二刀流シーズン」とされる2021年、2022年の大谷と、1918年、1919年のルースの投打成績を比較した。特に大きな差がついたのは奪三振数。続けて提示した「25本塁打以上打ったシーズンの最多奪三振」のリストを見ると、2022年の大谷が219奪三振、2021年の大谷が156奪三振を記録しているのに対し、ルースは一番多かった1919年で30と大差がついている。

 ルースのスポーツ界における影響力の大きさを認めつつ、同一シーズンに投打両方で残した成績では大谷に分があると数字で示したシェイン氏。「私たちが目撃しているものを当然のこととは思いたくない。スポーツファンとして、ショウヘイ・オオタニが前代未聞のことをしているのを見ることよりも大きく、優れていて、爽快なものは存在しない」と締めくくった。

(THE ANSWER編集部)



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