自身のポッドキャスト番組で突っ込まれる「名前をもう一回言ってみて？」

　米プロバスケットボール（NBA）のレイカーズに移籍し、活躍を続ける八村塁。そんな躍動を受け、移籍当初に八村を「知らない」と発言し、物議を醸したレイカーズ往年のスター、シャキール・オニール氏が自身のポッドキャスト番組で謝罪した。しかし、“失言”の上塗りもあり、共演者から突っ込まれる場面もあった。

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　八村が1月下旬にウィザーズからレイカーズに移籍した当初、シャックは地元放送局「TNT」の番組で「トップ10プレイヤーじゃなければ、オレはそいつのことを知らない。ブレッツ（ウィザーズの前身）だかウィザーズの試合は見ないからな」と発言。“八村は知らない”と言い放った。この発言は話題を呼び、ネッツの名手ケビン・デュラントがツイッターで「シャキールはバスケを知らないのか？」と疑問を呈するなど、プチ騒動となっていた。

　しかし、八村はレイカーズ加入後、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスらスター軍団でスタメン出場するなど、存在感を発揮。パープル＆ゴールドの背番号28も徐々にチームになじんできた。これを受け、シャックは自身のポッドキャスト番組「ザ・ビッグ・ポッドキャスト」で公開謝罪した。

「ルディ・ハチムラに謝りたい」と詫びたシャック。しかし、「ルイ」ではなく「ルディ」と言っているように聞こえる。それでも、お構いなしのシャックは「ブレッツの試合は見ないから誰なのか知らなかったんだ。彼は良いロールプレーヤーだ。リック・フォックス（元レイカーズ）の雰囲気を感じさせる。タフで、優れたディフェンダー。細かいところで素晴らしい仕事をしているけど、出しゃばることはない」など、往年の名手になぞらえながら称賛した。

「だから、ルディ・ハチムラ、謝るよ。君のことは知らなかったけど、今は知っている」と改めて謝ったものの、ここでゲスト出演したWNBA選手のキャンデース・パーカーが「名前をもう一回言ってみて？」とツッコミ。これで気付いたのか、シャックは「ルイ・ハチムラ？」と言い直した。パーカーは「OK。2週間前言えてなかったからね」と笑い、ホストのニシェル・ターナー氏からも「ルイよ。ルディじゃなくてね」と突っ込まれた。

　シャックも「ルイ？　ハチムラね。謝罪するよ」と再び謝った。発音は怪しかったものの、八村がシャックを認めさせるほどの活躍を見せていることは間違いない。