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井上尚弥に敗戦から悲運続きロドリゲス 華麗ダウンの完勝劇に海外熱狂「高速の右」

ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が15日(日本時間16日)、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた同級12回戦でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)に3-0の10回負傷判定勝ちを収めた。世界王座返り咲きに前進。海外メディアは8回に奪ったダウン動画を公開した。

エマヌエル・ロドリゲス(左)はゲーリー・アントニオ・ラッセルに10回負傷判定勝ちを収めた【写真:Getty Images】
エマヌエル・ロドリゲス(左)はゲーリー・アントニオ・ラッセルに10回負傷判定勝ちを収めた【写真:Getty Images】

ロドリゲスが世界王座返り咲きに前進

 ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が15日(日本時間16日)、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた同級12回戦でゲーリー・アントニオ・ラッセル(米国)に3-0の10回負傷判定勝ちを収めた。世界王座返り咲きに前進。海外メディアは8回に奪ったダウン動画を公開した。


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 8回終了間際だった。終始優勢に進めてきたロドリゲスは、相手との距離が詰まった瞬間に高速カウンター。右をしっかりと当て、相手を後ろにぶっ飛ばした。華麗なダウンで会場も熱狂。10回の負傷により、試合続行不可能となったが、判定で大きく上回った。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のボクシング米興行大手「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」専門ツイッターは、8回のダウン動画を公開。「残酷なダウン」と文面につづると、海外ファンは「このダウンは信じられないほど素晴らしい」「エゲツない」「この試合はいじめ」「超危険」「高速の右」と興奮の声が上がった。

 ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)に2回TKO負け。現在世界バンタム級の3団体統一王者に君臨するモンスターに完敗した。

 再起後はルイス・ネリ(メキシコ)の体重超過で試合中止、さらに2020年12月に対戦予定だったノニト・ドネア(フィリピン)が新型コロナウイルス陽性。代替試合となったレイマート・ガバリョ(フィリピン)とのWBC暫定王座決定戦は、不可解な判定負けを喫した。昨年8月のラッセル戦は開始16秒のバッティングで自身が試合続行不能に。不運続きだった。

 井上は12月13日に有明アリーナでWBO王者ポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を予定。勝ってスーパーバンタム級に転向すれば現在保持するベルトを返上する可能性があり、空位の世界王座を狙う選手は多い。活況を見せるバンタム級でロドリゲスもその一人として白星を積んだ。

(THE ANSWER編集部)

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