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大谷翔平を襲った悲運にLA実況席は15秒絶句 右腕直撃の死球に「Oh no no…」と言葉失う

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地アスレチックス戦の打席で右上腕に死球を受けるアクシデントに遭った。5日(同6日)に史上初の規定投球回数&規定打席のダブル到達をかけた先発登板の前日だっただけに、地元放送席もおよそ15秒にわたって絶句。「遅めの球であっても痛い。それに投げる方の腕だから」と心配した。

アスレチック戦の第2打席で右腕に死球を受けた大谷翔平【写真:Getty Images】
アスレチック戦の第2打席で右腕に死球を受けた大谷翔平【写真:Getty Images】

今季最終登板前日、3回の打席で死球を受けるアクシデント

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地アスレチックス戦の打席で右上腕に死球を受けるアクシデントに遭った。5日(同6日)に史上初の規定投球回数&規定打席のダブル到達をかけた先発登板の前日だっただけに、地元放送席もおよそ15秒にわたって絶句。「遅めの球であっても痛い。それに投げる方の腕だから」と心配した。


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 ヒヤリとしたシーンだった。大谷の3回の打席、相手先発のアービンが投じた135キロのチェンジアップが抜けた。身を咄嗟に引こうとしたが、右肘のエルボーガードの上部の上腕付近あたりに直撃。大きな声を出した大谷はその場にうずくまり、監督代行、トレーナーらが駆け付けた。しばらくして一塁へ歩き出し、笑顔もあって安心させたが、地元放送席はこの時、絶句していた。

「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況アナウンサー、パトリック・オニール氏は「Oh no no……」と言うと、解説のマーク・グビザ氏とともに絶句。言葉を発することなく、しゃがみ込んだ様子を見守った。およそ15秒の沈黙の後、口を開いたのはグビザ氏。「パッドは肘の辺りに着けていますね。見た感じパッドの少し上、上腕三頭筋のあたりでしょうか」と言葉をつないだ。

 オニール氏が「(パッドの)少し上ですね」と言うと、グビザ氏は「少しは(パッドが衝撃を)吸収するかもしれませんが、遅めの球であっても痛いですよ。それに投げる方の腕ですからね」と心配した様子。オニール氏は「規定投球回数まであと1回です」と翌日の今季最終戦に迫ったラスト登板があることを改めて伝えた。大谷の存在の大きさの裏返しでもあった。

 それでも、この後もフル出場した大谷。無安打で18試合連続ヒットはこの日で止まったものの、元気そうな姿でひとまずファンを安心させた。

(THE ANSWER編集部)




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