敵地ロッキーズ戦に先発し、6回5安打8奪三振の粘投

　米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は24日（日本時間25日）、敵地ロッキーズ戦に先発し、6回5安打2失点で16勝目を挙げた。先制アーチを浴びたものの、味方の援護を受けて8奪三振の好投。メジャー1年目レンジャーズ時代の2012年に並ぶ自己最多タイの勝ち星となり、ナ・リーグ勝利ランキングでも3位となった。

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　粘り強さが光った。初回、いきなり先頭打者のマクマーンに右越え本塁打を許す嫌な立ち上がり。3-1の5回には犠飛で1点を許した。それでも6回まで5安打8奪三振と踏ん張り、先発投手の役目を果たした。7回に味方が大量6点を奪う猛攻を見せたこともあり、2番手にマウンドを譲って16勝目の試合を見届けた。

　米記者たちもツイッターでダルビッシュの16勝目に反応。米カリフォルニア州地元放送局「KGTV」のレポーター、マリー・コロネル氏は「エースとMVPが勝利に導く。コロラドで9-3の勝利。ユウ・ダルビッシュとマニー・マチャドがロッキーズを軽く押し出した」とツイート。カリフォルニア州サンディエゴの地元中継局「バリー・スポーツ・サンディエゴ」の実況、ボブ・スキャンラン氏は「ダルビッシュが22試合連続で6回を投げ切った」とつづった。

　MLB公式サイトのパドレス番、AJ・カッサベル記者は「ユウ・ダルビッシュの夜は終わった。彼の継続的な活躍は目を見張るものがある。彼はパドレスが必要とする全て。大一番のチームを救い、ブルペンも救った」とダルビッシュが果たした役割の大きさを強調。ナ・リーグはブレーブスのカイル・ライトが20勝でリーグトップ、ドジャースのフリオ・ウリアスが17勝で2位。ダルビッシュはこれに続くリーグ3位となった。