「11.1」さいたまSAでライトフライ級ダブル世界戦を正式発表

　ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗（BMB）とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人（ワタナベ）らが14日、都内のホテルで会見し、11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦を行うと正式発表した。日本人同士の他団体王座統一戦は10年ぶり2度目。4年前から互いに望んだビッグマッチがついに実現する。試合はAmazon プライム・ビデオにて独占ライブ配信。戦績は30歳の寺地が19勝（11KO）1敗、28歳の京口が16勝（11KO）。

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　ファンも、本人たちも待ち望んだ試合が決定した。WBC王座を8度も防衛したことのある寺地と、4度防衛中の京口のビッグマッチ。2人はアマチュア時代に4度対戦し、寺地の3勝1敗だった。プロ転向後は寺地がライトフライ級、京口が1つ下のミニマム級だったため、公式戦ではなく、17年4月にエキシビションで拳を交えただけ。しかし、京口が18年9月にライトフライ級へ転向し、互いの関係は急接近した。

　同年12月に後楽園ホールで3分×2回の公開スパーを行うと、“ガチ”の空気にファンは大盛り上がりだった。当時からともに対戦を熱望。直後に京口が2階級制覇を果たし、2人は防衛するたびに「次は統一戦を」と願っていた。日本人同士の王座統一戦は、12年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来、10年ぶり2度目となる。

　当日はライトフライ級のダブル世界戦となることも発表された。ダブルメインカードとして、日本＆東洋太平洋＆WBOアジアパシフィック同級統一王者・岩田翔吉（帝拳）が、WBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）に世界初挑戦。また、WBO世界フライ級王者・中谷潤人（M.T）がフランシスコ・ロドリゲス（メキシコ）とスーパーフライ級10回戦を行い、WBOアジアパシフィックライト級王者・吉野修一郎（三迫）が中谷正義（帝拳）を迎え撃つ。

　今回の興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第3弾として独占生配信される。日本のプライム会員は追加料金なしで視聴可能。4月9日の第1弾では、村田諒太（帝拳）とゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）の世界ミドル級2団体王座統一戦を生配信。6月7日の第2弾では、井上尚弥（大橋）とノニト・ドネア（フィリピン）の世界バンタム級3団体王座統一戦が生配信され、ともに大きな反響を集めた。