逃げなかったマクドネル陣営の姿勢にファン拍手「凄まじいガッツ示した」

　王座陥落後も潔さを見せたマクドネル陣営。海外ファンからはその姿勢を称える声が上がっている。

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「ベルトと王座は二の次だ。それはさておき、ジェイミーはその必要もないのに、日本でキラーと戦うという凄まじいガッツを示した。そうすることで、イノウエはこの階級最強で、バンタム級最大の存在に飛躍した。素晴らしいことだよ」

「挑戦を受けないチャンピオンばかり。その中で、ジェイミーは対戦相手を選ばなかった。彼は依然として王者だ。戻ってくるだろう。井上に負けてしまったのは恥ではないんだ」

「イノウエは野獣だ。敵地で彼と戦うなんて並外れた度胸がなければできない。巨大な尊敬の気持ちをジェイミーに。イノウエは本当にスペシャルな存在だ。彼のパワーは信じられないよ。幸運あれ」

「あなたたちは最強と戦い、最強を倒し、最強に敗れた。彼について評価しなければいけないことは誰からも逃げなかったことだ。彼を愛そうが、憎もうが、それが正しい王者なんだ」

「よく言った。あなたはただ王者を育てているんじゃない。いい人間を育てているんだよ」

「ジェイミー・マクドネルを愛している。彼はフェザー級に転向できる十分な体格があるじゃないか」

　スーパーフライ級時代は、あまりの強さに他団体の王者から対戦を避けられてきた井上。強すぎる王者の悲哀を味わってきた男はリング上で挑戦を受けたマクドネルの勇気に感謝していた。

　モンスターから逃げなかったマクドネルとコールドウェル氏。王者の威信と誇りを守った英国紳士たちは完敗の中で、人間としての評価を高めることになった。