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「1.7」開幕のラグビー新リーグ「リーグワン」 幹部が掲げる成功への3つのポイント

開幕カードの2チーム(左・クボタ立川、右・パナ竹山)【写真:JRLO提供】
開幕カードの2チーム(左・クボタ立川、右・パナ竹山)【写真:JRLO提供】

キックオフ時間は未確定、ファンがチケット購入を戸惑う現状も

 同理事長は会見で、「成功のポイントは3つだと思う。1つ目は常にチーム、選手、ファン、地域の方々を中心に考えること。企業経営もそうですけど、何か迷った時に立ち返るところが必要です。2つ目は、新しい取り組みです。様々なステークホルダー、つまりチーム、チームを応援する母体企業、我々のリーグ、日本協会、リーグを応援していただく企業。その皆さんとビジョンを共有しながら、強固な信頼関係を作っていく。3つ目は、様々な企業と共創パートナーとして、新しいタイプのラグビー体験、ファンエンゲージメントを作っていくこと。こういった新しいアプローチでのマーケティングプランの展開がポイントになると思います」と新リーグの可能性を訴えた。


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 その一方で、課題も浮上する。従来の企業スポーツという形態だったTLからプロ化への移行を大きな目標に掲げるLOだが、今回の日程発表も当初の予定から1カ月遅れるなど、参入チームからは運営力を不安視する声もある。試合日程、チケット販売をこの日発表したが、各試合のキックオフ時間は未確定など、ファン側から見ればチケット購入を戸惑うような現状もある。

 コロナ禍などによる影響もあるが、同理事長は「最初は生みの苦しみはあると思います。どうしても一部遅れたり、一部当初の予定通りいかない。これは商売や新しい事業では当たり前の話で、大事なのは、そういうことが起きた時に、いかに速やかに皆さんと共有し、代替案として何をするべきかというスピード感のあるアクションが重要だと思います」と強気の姿勢で、2か月後のキックオフ、そして新リーグの成功へ意欲を見せる。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)




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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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