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日本馬2頭参戦の凱旋門賞 英専門紙が展望「日本の張り裂ける想いに終止符打てるか」

武豊騎乗のブルームに調教師「彼は本物であり、よく走る」

 そして、唯一の日本人ジョッキーで参戦となる武豊騎手が騎乗するのはブルーム(牡5、愛国)。前述のスノーフォールとともに送り出すオブライエン師は「彼は本物であり、よく走る。非常に堅実だ。追い切りでも非常に良かった」と、こちらも好調ぶりをアピールした。


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 レースで2強とみられているのが、今年の英ダービー馬アダイヤー(牡3、英国)と昨年G1を3勝した実力馬タルナワ(牝5、愛国)。アダイヤーを管理するアップルビー調教師は「2歳の時から柔らかい馬場が好きなことを示していた」「アーク(凱旋門賞)では柔らかい馬場が得意の方が良いに決まっている」と話し、馬場が荒れることが多い凱旋門賞の馬場適正に太鼓判を押した。

 タルナワはウェルド調教師は「彼女はタフで真面目で安定した馬だ。トレーニングを積んで、順調だ」と話した上で「いつも以上のアークになるだろう。日本の牝馬(クロノジェネシス)も負けないだろう」とハイレベルなメンバーがそろった一戦でクロノジェネシスに対する警戒を明かした。

 また、G1を3連勝中と勢いに乗るハリケーンレーン(牡3、英国)は、鞍上のジェームズ・ドイル騎手も「彼は柔らかい馬場が好きだし、遠征も問題なかった。パリでも勝ったし、以前からこの場所をよく知っている」「彼はスタミナが凄い」と話した。

 日本馬が過去に阻まれ続けてきた凱旋門賞の高い壁。クロノジェネシスとディープボンドに期待が集まり、ディープインパクト産駒のスノーフォールに注目も集まる今年、発走予定時刻は今夜11時5分だ。

(THE ANSWER編集部)




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