PO進出へ1敗もできない状況で8回にハニガーが逆転タイムリー

　米大リーグでワイルドカードによるポストシーズン進出へ1敗も許されないマリナーズは2日（日本時間3日）、エンゼルスと本拠地で対戦。2点リードの8回に大谷翔平投手を歩かせるなどして走者を溜め、逆転を許したものの、その裏にミッチ・ハニガー外野手が起死回生の再逆転タイムリーを放った。試合は6-4で勝利。MLB公式ツイッターが紹介した逆転シーンには興奮の声が寄せられている。

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　崖っぷちに追い込まながら、最後は最高の展開が待っていた。マリナーズは3-1とリードした8回に中継ぎのシーウォルドが先頭からマーシュと大谷を2者連続で歩かせ、1死からウォルシュに3ランを浴びて逆転を許した。しかし、だ。その裏、エンゼルスの中継ぎシーシェクの四死球に乗じて1死満塁とすると、2死の後、フルカウントから3番ハニガーが三遊間を抜く再逆転の2点タイムリーを放った。

「BELIEVE」と書かれたカードを持ったファンが総立ちだった本拠地は熱狂。選手も狂喜乱舞の騒ぎとなった。この回さらに1点を加え、6-4で逃げ切ったマリナーズ。MLB公式ツイッターは「ミッチ・ハニガーが逆転打！」と題し、大興奮のシーンを動画付きで紹介した。

　米ファンからは「最強に勝負強い」「この試合はヤバすぎる」「シアトルが今、熱い」「なんて試合だ」「全アメリカ人はマリナーズのPO進出を望んでいる」「私は泣いています。ハニガーは地球上最高の男」などと興奮の声とともに「イグレシアスを使ってほしかった」と今季は乱調が続いているエンゼルスの中継ぎへの嘆きも聞かれた。

　この結果、マリナーズは3日（日本時間4日）のシーズン最終戦エンゼルス戦にプレーオフ進出の望みをつないだ。2打数無安打2四球で10試合連続ノーアーチとなった大谷もこの試合でシーズン最終戦となる。