イェラウッド500で大クラッシュが発生

　米アラバマ州のタラデガ・スーパースピードウェイで現地時間4日に行われた「イェラウッド500」で、車両が宙を舞う衝撃的なクラッシュが起きた。制御不能となった車両が、2台の上を飛び越える大クラッシュも、運転手は奇跡の生還。実際の映像を米メディアが公開すると、海外ファンからは「大事故だ」「心臓が止まりそう」などと反響が寄せられている。

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　車両が浮いた、衝撃映像だ。集団がカーブを曲がり終わったところ、接触からバランスを崩した黒い車両が大きくコースアウト。外側の壁に正面衝突した。すると、ほかの車両を巻き込んだクラッシュに。黒い車両は、後方から来た2台の上に乗りかかると、なんと車体が宙を舞った。白煙が一面を包む中、複数の車両が巻き込まれていた。

　実際の動画を、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」のナスカー専門ツイッターが公開。また、F1なども報じる米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」は「カート・ブッシュは『ワイルドな走り』に巻き込まれて、2台の車の上を飛んだ」と見出しを打ち、記事を掲載している。

　同メディアによると、宙を浮いたのはカート・ブッシュが運転する車両。全188周のレースの109週目で「カート・ブッシュのマシンはクリント・ボウヤーの車両と、コール・カスターのNo.41のフォードの上を飛んだ」と紹介している。

　モータースポーツ界の衝撃映像に、海外ファンからは「カートに問題がないことを祈る」「恐ろしい光景」「クレイジーだ」「ワイルドすぎる」「心臓が止まりそうになった」「怖い、怖すぎる」「大事故だ」「なんというクラッシュ」「カートに大打撃」などと反響が寄せられている。

　なお、記事によると大クラッシュの中心となったブッシュは医療センターで治療を受け、無事だったという。治療後、ブッシュはNBCスポーツに対し「この競技はそういうもの。私が今まで巻き込まれた中で最もワイルドな走りでした」と話したという。