スタンド観戦のナショナルズのリゾGMが退場処分に

　米大リーグで不可解な退場劇が起きた。ナショナルズのマイク・リゾGMが6日（日本時間7日）のブレーブス戦を、スタジアムの3階席から試合を観戦していたが、突如審判が退場処分を下したのだ。一体何が起きたのか、米メディアが一部始終を動画付きで公開。米ファンからは「いままでで最も馬鹿馬鹿しい」「冗談だろ」などと驚きの声が上がっている。

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　ナショナルズの7回の攻撃中だった。突如、審判のジョー・ウエスト氏がグラウンドからは遥か上方、スタジアムの3階席付近にいたリゾGMを指さした。試合がストップし、ブレーブスの選手も困惑を隠せない状態で、ウエスト氏は警備員に電話をかけるように要請。退場処分が言い渡されたのだ。

　一体なぜなのか、はっきりとした理由は明らかになっていないが、映像を公開した米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」公式インスタグラムでは「ワシントン・ナショナルズのマイク・リゾGMが日曜のアトランタでの試合で、ボックス席から審判を野次ったことで、退場になった。ベテラン審判のジョー・ウェスト氏は『いい加減にしろ』と話した」としており、リゾGMの野次が原因だと指摘している。

　だがこの審判の決定に、米ファンからはブーイングが起きている。投稿のコメント欄には「冗談だろ」「信じられない」「いままでで最も馬鹿馬鹿しい」「GMが哀れだ」「審判の自己満足だ」「一体どうなっているんだ」などと呆れるような声が多数書き込まれている。

　また現地のSNS上では、リゾGMがマスクを着用していなかったため退場となったと推測するファンも多いようだ。

　AP通信によると、MLBは審判団から改めて話を聞き、今後正式な見解を発表する見込みだという。なおこの日の試合、ナショナルズは3-10でブレーブスに大敗を喫している。