トルソワが明かす電撃移籍の理由 実績のエテリ氏を上回ったプルシェンコの魅力とは?
「プルシェンコ氏には私をとても引きつける芸術家気質がある」
トルソワにとっては、決して迷うことのない決断だったようだ。ではその移籍先がなぜプルシェンコ氏のアカデミーだったのだろうか。現役時代の輝かしい実績があれ、コーチとしては経験不足だとインタビュアーは指摘しているが、これに対して、トルソワは毅然と答えている。
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「私がプルシェンコ氏に師事することを決めたのは、彼が素晴らしいアスリートだからではありません、もちろんそれは忘れてはいけませんが」と前置きしたうえで、「私にとって彼は何をおいてもまず第一に、優れた人物で、それが何よりも重要です。彼はつらい経験をくぐり抜けてきました。そして最も重要なことは、彼はいつも勝利者であり続けながら、決して制度(ルール)に負けなかったことです。そのうえ、プルシェンコ氏には私をとても引きつける深い芸術家気質があります」と人間性に惹かれたことを明かしている。
数々の名選手を育ててきたトゥトベリーゼ氏の下を離れ、コーチとしてはまだキャリアの浅い“皇帝”に師事することを選んだトルソワ。15歳の決断が今後のキャリアにどう影響するのか注目したい。
(THE ANSWER編集部)