八村の将来性を同僚のビールが評価「伸びしろはとても高いところにある」

　米プロバスケットボール（NBA）は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてシーズン中断中。ウィザーズ・八村塁の1年目は思わぬ形となっているが、新人らしからぬ活躍は大きなインパクトを与えているようだ。地元メディアによると、同僚のエース、ブラッドリー・ビールは「カワイ・レナードのようにプレーをするんだ」と、クリッパーズのスーパースターと比較しながら語っているという。

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　八村は昨年のドラフトで日本人史上初の1巡目、全体9位で指名を受けた。12月に右鼠径部を打撲して一時離脱したが、今季41試合に出場して平均13.4点をマーク。攻守に存在感を見せている。

　活躍は同僚にも大きく評価されているようだ。地元放送局「NBCスポーツ・ワシントン」は、ビールが八村を評している記事を掲載。昨季ファイナルでMVPを獲得したレナードとの比較について伝えている。

　八村のドラフト指名後、2004年にピストンズでファイナルMVPに輝いたチャウンシー・ビラップス氏が「（八村は）若きカワイ・レナード」と話したことなどが海外メディアに報じられていた。同メディアは、米放送局「ESPN」のザック・ロー氏にビールが語った言葉を引用。当時は比較が馬鹿げていると感じていた様をこう伝えている。

「ドラフト会議の日の夜にカワイと比較し始めたときは面白かったよ。みんな笑っていたさ。俺も笑っちゃった。だってカワイはスーパースターで、ルイは大学生だったんだぜ」

「だけど彼がチームにやってきて、夏に初めて彼のプレーを見た時、カワイと比較されている理由が分かった」