一山麻緒、会見一問一答 日本人歴代4位の要因は「監督の鬼メニューを信じて(笑)」
監督と二人三脚で掴んだ五輪「監督の鬼メニューを信じてやってきました(笑)」
――どういったことが支えになったか。
「周りの応援してくれる人、家族も支えになっているし、ワコールのスタッフの方が細かいところまでサポートしてくれる。私も『ありがとうございます!』とは思っていても、言うだけなのは簡単だけど、一番何でそれを表現できるか……。走りと結果でそういうことが伝えられると思っていた。五輪を決めて『ありがとうございます』という恩返しの気持ちを込めて走りたいと思っていた」
――どういう気持ちでレース中は走っていたのか。
「あまり苦しい時間はそんなになく、30キロからが勝負と思っていた。ワクワクというか、自然と顔がゆがむじゃないけど、あまりきつい顔はしてなかったんじゃないかなと。早くゴールしたいという思いで走っていました」
――昨年のMGCが終わった後、「1か月くらい立ち直るのに時間がかかった」といっていた。それから成長するのにどういうことを心掛けたか。
「MGC終わって1か月くらいは気分も乗らず、走りたくないという気持ちにもなり、心と体が連動してなくてつらい時期だった。マラソンは1か月くらい体がきついとは聞いていたので、その反応が出てるんだろうなとは思っていた。そのあとは気持ち通りに体も動いてくれて、徐々に走れるようになって、練習もそこくらいからはしっかり詰めたかなと思う。何より自信になるのは鬼メニューをこなすこと(笑)。監督のメニューをこなせたら大丈夫というのが一番大きかった。オンとオフの切り替えもできたと思う」
(THE ANSWER編集部)