コラムの記事一覧
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那須川天心、相手の研究をしない強者の調整法 「だからって調子に乗るとかではないですよ」
2023.04.07キックボクシング界で“神童”と呼ばれた那須川天心(帝拳)が6日、8日に東京・有明アリーナで行われる日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)に向け、都内で会見した。異例の注目が集まるボクシングデビューまでいよいよあと2日。格闘技戦績47戦全勝を誇り、経験値の高さは随一だ。心・技・体をつくり上げ、“強者の調整法”でボクサー初戦を迎える。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「給料は安いが…」 欧州クラブ幹部の日本人、若手にオーストリア移籍を勧める理由
2023.04.06Jリーグ創設から今年で30年、今や両手で数えきれないほど多くの選手が若くして欧州トップレベルのリーグに挑むなど、日本サッカーは着実に前進し続けてきた。一方で、指導者やクラブ経営などの分野に目を向けると、歴史ある欧州サッカー界の知見を持つ日本人はまだ限られているのが実情だ。1990年代に16歳でドイツに渡り、オーストリアで指導者となったモラス雅輝氏。その後Jリーグの浦和レッズとヴィッセル神戸でコーチを務め、現在はオーストリア2部ザンクト・ペルテンでテクニカルダイレクターを務めている。
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最年少18歳で女子サッカーW杯世界一 30歳になった今も岩渕真奈は「挑み続けたい」
2023.04.05サッカーの女子ワールドカップ(W杯)が7月にオーストラリア・ニュージーランド共催で行われる。3大会ぶり世界一をかけて挑む日本代表・なでしこジャパン。選手たちは並々ならぬ闘志を燃やしている。12年前で優勝メンバー、FW岩渕真奈もその一人だ。18歳で世界一を経験したストライカーは今年1月、30歳を迎える勝負の年にアーセナルからトッテナムに移籍を決断。自身4度目となる夢舞台への想い、海外で挑戦し続ける信念について「BEYOND(~超えて)」をテーマに聞いた。(取材・文=藤井 雅彦)
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日本でも当たり前だった子どもの遊び方 ピックアップ・ゲームの魅力を大人はどう支えるか
2023.04.03「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「ピックアップ・ゲーム」について。
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日本の育成環境では「成長スピードが減速」 U20ラグビーHC、学校単位の現状に持論
2023.04.03高校日本代表がアイルランド遠征を実施し、同国U19代表に1勝1敗(遠征通算2勝1敗)の好成績を収めて3月28日に帰国した。パンデミックによる4年ぶりの海外遠征で、正代表が世界ランキング1位の強豪国で1歳上世代の代表と渡り合い、敗戦した試合も41-42という戦いぶりだったのは大きな収穫だ。兄貴分のU20(20歳以下)日本代表は、3度の選考合宿を終えて3月26日からはメンバーを37人まで絞り込んだ合宿を展開。6、7月の世界大会「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」へと強化を推進する。
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もう35歳、まだ成長できる 元世界王者・尾川堅一が再起戦完勝「練習が楽しいんです」
2023.04.03ボクシングの元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が、1日に行われた東京・後楽園ホールの60キロ契約ノンタイトル10回戦でクライ・セッタポン(タイ)に5回2分39秒TKO勝ちした。昨年6月に敵地の英カーディフでジョー・コーディナ(英国)に2回KO負けで王座陥落。10か月ぶりの再起戦で3度のダウンを奪う快勝を収め、復帰を待ち望んだファンの声援に応えた。戦績は35歳の尾川が27勝(19KO)2敗1分け1無効試合、36歳のセッタポンが32勝(22KO)10敗。
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那須川天心、「通用しねぇだろ」の言葉に無関心 異色新人ボクサーは自ら期待を求めた
2023.04.02キックボクシング界で“神童”と呼ばれた那須川天心(帝拳)が1日、東京・後楽園ホールで公開スパーリングに臨んだ。8日に東京・有明アリーナで日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)とのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦(Amazon プライム・ビデオで生配信)でボクシングデビュー予定。この日はジムメートの日本同級11位・福井勝也と3分×2回のスパーを披露し、自らファンの期待を上げる内容と発言を繰り返した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「背伸びをしても、バレると格好よくない」 BMX世界王者・中村輪夢が求める自分らしさ
2023.04.01自転車に乗り始めたのは3歳の時。父は元BMXライダーで、京都市内でBMXショップを営む。笑顔を浮かべて「気に入っています」という名前は、中村輪夢。自転車の部品「リム」に由来し、車輪と五輪から発想を得た漢字が当てられた。
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世界のサッカーで日本の“常識”は通用しない 海外挑戦する選手が磨くべき国際感覚
2023.04.01スペインサッカーに精通し、数々のトップアスリートの生き様を描いてきたスポーツライターの小宮良之氏が、「育成論」をテーマにしたコラムを「THE ANSWER」に寄稿。世界で“差を生む”サッカー選手は、どんな指導環境や文化的背景から生まれてくるのか。今回は日本と海外における行動規範の違いについて。世界に飛び出して戦う選手には、ピッチ内外において日本の“常識”が通用しないことを念頭に置いて戦う必要がある。
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海外スケーターが日本ファン絶賛の理由 フィギュア世界選手権で“魔法の空間”生んだ力
2023.03.31今季のフィギュアスケート世界選手権が3月22日から25日まで、さいたまスーパーアリーナで開催され、世界のトップスケーターが集結。男子シングルでは宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子シングルでは坂本花織(シスメックス)がともに連覇を達成、ペアでは三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がグランプリファイナル、四大陸選手権と合わせて「年間グランドスラム」を達成するなど日本勢の活躍が目立った。一方で、2019年以来4年ぶりとなった自国開催の世界選手権で、日本のファンの姿も話題に。五輪をはじめ、これまで数多くの国際大会を取材してきたスポーツライターの松原孝臣氏が、選手の声とともに現地で感じた日本フィギュアスケート界が持つ「力」について綴った。
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吉田麻也と国歌斉唱で話題 車いすの中大サッカー部員・持田温紀がW杯で体験した奇跡の日々
2023.03.30一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、3月6日に都内で開催した年間表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」。華やかな雰囲気のなかで学生アスリートや指導者、団体が表彰されたが、全13部門の中で最も大学スポーツらしい賞と言えるのが、「サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー」だろう。運動部の活動を日々支える学生を表彰するもので、今年度の最優秀賞は2人。その1人が、中央大学サッカー部の持田温紀さんだ。
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「僕もエースなんだ」 車いすの中大サッカー部員・持田温紀が実現した、創部95年で初の快挙
2023.03.30一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、3月6日に都内で開催した年間表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」。華やかな雰囲気のなかで学生アスリートや指導者、団体が表彰されたが、全13部門の中で最も大学スポーツらしい賞と言えるのが、「サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー」だろう。運動部の活動を日々支える学生を表彰するもので、今年度の最優秀賞は2人。その1人が、中央大学サッカー部の持田温紀さんだ。
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未来へ繋ぐBMXの心 若き天才ライダーが感謝する周囲のサポート(GROWINGへ)
2023.03.2921歳という若さながら、BMXフリースタイル・パークで日本を代表する選手として世界トップで鎬を削る中村輪夢選手。滞空時間の長いジャンプとオリジナリティ溢れるトリックを武器に、2022年11月のUCIアーバンサイクリング世界選手権大会では念願の初優勝を飾るなど、いい流れを掴んでパリオリンピック前年の2023年を迎えた。
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抱き続ける挑戦者の気持ち BMX界の寵児が取り戻した“攻め”の姿勢(GROWINGへ)
2023.03.29メダルを期待された東京オリンピックは、自分でも納得のいかない走りで5位に終わった。BMXフリースタイル・パークの中村輪夢選手は試合後、何度も「悔しい」と繰り返した。
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パリ五輪と教師、柔道・老野祐平が追う2つの夢 大学での飛躍を支えた中学恩師の教え
2023.03.29一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、3月6日に都内で開催した年間表彰式「UNIVAS AWARDS 2022-23」。華やかな雰囲気のなかで大学スポーツの発展に貢献した学生アスリートや指導者、団体が表彰されたが、全13部門の最後に“主役”となったのが「マン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞に輝いた帝京平成大学・男子柔道部の老野祐平だった。「文武両道を実践し、他の模範となる運動部学生」として最高の栄誉を手にしたが、21歳の柔道家はこれまでどんなキャリアを歩み、日々トライを続けてきたのか。(取材・文=THE ANSWER編集部・谷沢 直也)
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応援のプロが楽しみにする『チアスタ!』での交流 チアリーダーHARUKAさんの想い
2023.03.29勝利を目指し、必死で戦うアスリートたちを応援し、勇気と元気を与えるチアリーダーたち。そんなチアリーダーたちもまた、サポーターから届く応援を活動のエネルギーに変えている。応援が持つ力を誰よりも知っているからこそ、夢に向かって挑戦し続けるアスリートとサポーターをつなぐアスリート支援プラットフォーム『CHEER-FULL STADIUM チアスタ!』を活用するチアリーダーは多い。
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「みんな、村田諒太が好きなんだな」 誠実、ガキ大将…記者を惹きつけた無数の人間味
2023.03.29ボクシングの元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(37歳、帝拳)が28日、都内の会見で現役引退を正式発表した。五輪金メダルからプロで世界王座に就いた唯一の日本人。昨年4月に敗れたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦が最後の試合になった。
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「俺って人間は汚くて弱い」 希代のボクサー村田諒太、現役最後に残した哲学的人生観
2023.03.29ボクシングの元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(37歳、帝拳)が28日、都内の会見で現役引退を正式発表した。五輪金メダルからプロで世界王座に就いた唯一の日本人。昨年4月に敗れたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦が最後の試合になった。感情を堪えながらも涙はなく、笑いの入り混じった引退会見。23年のキャリアを振り返りながら人生哲学も語り、村田らしい1時間となった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)