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22歳で現役引退→日本一&MVPに “空白の1年間”を経て…掴んだ栄冠「リベロってMVP取れるんだ」【SVリーグ決勝】

バレーボールのSVリーグは26日、横浜BUNTAIで女子チャンピオンシップファイナル(決勝)の第2戦が行われ、レギュラーシーズン2位のSAGA久光スプリングスが同4位の大阪マーヴェラスに3-0(25-20、25-23、25-14)でストレート勝ち。2021-22年のVリーグ以来4季ぶり9度目の優勝を果たした。リベロの26歳・西村弥菜美は守備の要としてチャンピオンシップMVPを受賞。2021年には現役を一度退いた守護神が、華麗なる復活を遂げた。

MVPに輝いたSAGA久光スプリングスの西村弥菜美【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
MVPに輝いたSAGA久光スプリングスの西村弥菜美【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

SVリーグ女子チャンピオンシップファイナル

 バレーボールのSVリーグは26日、横浜BUNTAIで女子チャンピオンシップファイナル(決勝)の第2戦が行われ、レギュラーシーズン2位のSAGA久光スプリングスが同4位の大阪マーヴェラスに3-0(25-20、25-23、25-14)でストレート勝ち。2021-22年のVリーグ以来4季ぶり9度目の優勝を果たした。リベロの26歳・西村弥菜美は守備の要としてチャンピオンシップMVPを受賞。2021年には現役を一度退いた守護神が、華麗なる復活を遂げた。

 抜群のポジショニングで相手の攻撃の芽をことごとく摘んだ。縦横無尽に動き回り、168センチの体をコートに投げ打ってパンケーキで繋ぐ姿に会場は熱狂。第2戦のサーブレシーブ率は驚異の85.7%をマークし、チャンピオンシップMVPを受賞した。「リベロってMVP取れるんだ」。会見で笑みを浮かべ、喜んだ勲章の裏には“空白の1年間”があった。

 インターハイ優勝を経験した東九州龍谷高を卒業後、2018年に岡山シーガルズに入団。しかし、アウトサイドヒッターとしてプレーする中で思うような結果は残せず。そして2021年のシーズン終了後、22歳の若さで現役を退き、地元・福岡に帰郷した。

 だが、幼い頃から続けてきたバレーボールから離れて気づいたことがある。それは応援してくれる人々の多さだった。「感謝の気持ちを忘れないところは、バレーをする上ですごく大事な1年だった」。西村の心に再び炎が宿るのも時間の問題だった。

 2022年2月に久光(現SAGA久光)で現役復帰。リベロにコンバートされたことが功を奏し、リーグを代表する守護神に成長した。今季はレギュラーシーズンでサーブレシーブ成功率1位の選手に贈られる「トップサーブレシーバー」も受賞している。

 華麗なる復活を遂げた教え子を、かつて日本代表も率いた中田久美監督は「一番チームの中で練習をする一人」と評価する。「周りの選手や若い選手にいい影響を与えてくれる選手。今シーズンは本当に役割を果たしてくれたと思っています」と手放しで褒めたたえた。

 2021-22年のVリーグ以来4季ぶり9度目の優勝を果たしたSAGA久光。戴冠の瞬間、歓喜の輪でチームメートと抱き合って喜んだ背番号7は「選手だけじゃなくスタッフの人たちとも一つになって、最後勝ちきることができたのは本当によかった」と遂に掴んだ栄冠を誇る。今年の日本代表登録メンバーにも選出された26歳。名実ともに“日本一のリベロ”は世界の舞台でも輝き続ける。

(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)



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