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賞金4000万円、高級車&ラウンドガールも「普段と違う」 前澤杯V、米澤蓮を救った2つの心の支え

国内男子ゴルフツアーの前澤杯 MAEZAWA CUP 2026 最終日が26日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー72)で開催された。昨年、実業家の前澤友作氏が創設した大会で、首位で出た米澤蓮(LAND CARRY)が通算23アンダーで並んだ宋永漢(韓国)とのプレーオフ(PO)を制し、2年ぶりのツアー通算3勝目を飾った。正規の18ホールでは6バーディー、1ボギーの67。17番パー5でボギーを打ったショックを乗り越え、PO1ホール目のバーディーで勝利をつかみ取った。表彰式では大勢のラウンドガールに囲まれ、「華やかな大会で勝てたことがうれしい」と実感を込めた。

前澤杯で優勝した米澤蓮(右)と前澤友作氏(左)【写真:柳田通斉】
前澤杯で優勝した米澤蓮(右)と前澤友作氏(左)【写真:柳田通斉】

前澤杯 MAEZAWA CUP 2026 最終日

 国内男子ゴルフツアーの前澤杯 MAEZAWA CUP 2026 最終日が26日、千葉のMZ・GC(6652ヤード、パー72)で開催された。昨年、実業家の前澤友作氏が創設した大会で、首位で出た米澤蓮(LAND CARRY)が通算23アンダーで並んだ宋永漢(韓国)とのプレーオフ(PO)を制し、2年ぶりのツアー通算3勝目を飾った。正規の18ホールでは6バーディー、1ボギーの67。17番パー5でボギーを打ったショックを乗り越え、PO1ホール目のバーディーで勝利をつかみ取った。表彰式では大勢のラウンドガールに囲まれ、「華やかな大会で勝てたことがうれしい」と実感を込めた。

 18番パー4で行われたPO。キャディーと「絶対にバーディーで決める」と話していた米澤は、残り152ヤードからの第2打を8番アイアンでカット気味に放った。

「アゲインストだったので番手を大きくして、左の傾斜を使ってピンに寄せる計算でいきました」

 狙い通りのショットは、ピン1メートルに寄って大歓声。前澤氏もVIPエリアから笑顔と拍手で称えた。そして、決めにいったウィニングパットは読みとは違う下りスライスだったが、何とかカップイン。米澤はガッツポーズをすることも忘れ、頭をかきながら安堵の表情を浮かべた。

「『入るんだ』という感じでした。17番でボギーを打って、18番の方から歓声が聞こえました。追いつかれたのが分かって、『また、試練か』と思いました。18番も苦しかったのですが、何とかパーにしてつなげられたのが大きかったです」

 岩手県生まれで東北福祉大で腕を上げ、1年でナショナルチーム入り。2024年には、初優勝の中日クラウンズを含めて2勝を飾った。同県出身者として初のツアー優勝者かつシード選手になり、勢いに乗るかと思われたが、昨季は優勝には届かなかった。

「去年はつらいことばかりでした。メンタルがきつい時に体の調子も悪くなって…。ただ、ナショナルチーム時代に出会ったガレス・ジョーンズさんがコーチしてくれているおかげで、ゴルフじゃない面でも救われました」

 ガレス氏は15年から昨年までJGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームヘッドコーチを務め、男女のトップ選手を育成してきた。その名コーチとの何気ないLINEのやり取りも心の支えになったという。

 そして、プライベートでは「つらかった昨年」に結婚。夫人はこの日もコースに駆けつけ、声援を送っていた。米澤自身は詳細を語らずも、「責任感が強くなりました。背負うものが増えることは大きいので」と言葉をかみしめた。

 獲得賞金は4000万円。日本有数の富豪である前澤氏が創設した大会で、会場内には多くのスーパーカーが展示され、大勢のラウンドガールも大会を彩った。そうした面でも注目され続ける大会を制したことについては、「車好きでもありますし、普段とは違う雰囲気で華やかな大会で勝てたことがうれしいです」と言った。心身ともにつらかった昨年、17番でボギーを打った瞬間は「もう、勝てないのかも」とさえ思った26歳は、自力でそのマイナスイメージを振り払った。目標は米ツアー参戦。この復活優勝を機に伴侶を守りながら前へ進む。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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