[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

年間1000万円の負担…直面したアメリカ生活の“リアル” チア橋詰愛、それでもNFLの夢追う原動力

長崎の穏やかな風景の中で育った1人の女性が、世界最高峰の舞台に挑む。チアリーディングに魅了され、働きながら夢を追い続けていた橋詰愛さん(26)。目指すのは米プロフットボールリーグ(NFL)のチアリーダーだ。合格率5%以下の狭き門。課題はいくつもあるが、周囲のサポートを力に大舞台に向かって進み続ける。(前後編の後編)

過酷なオーディションについて説明する橋詰愛さん【写真:増田美咲】
過酷なオーディションについて説明する橋詰愛さん【写真:増田美咲】

審査、ビザ取得、資金…積み重なる課題

 長崎の穏やかな風景の中で育った1人の女性が、世界最高峰の舞台に挑む。チアリーディングに魅了され、働きながら夢を追い続けていた橋詰愛さん(26)。目指すのは米プロフットボールリーグ(NFL)のチアリーダーだ。合格率5%以下の狭き門。課題はいくつもあるが、周囲のサポートを力に大舞台に向かって進み続ける。(前後編の後編)

【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)

 ◇ ◇ ◇

 試験は過酷だ。橋詰さんが今年挑戦するマイアミ・ドルフィンズのオーディション。「何百人も受けて、受かるのは1~5%です。毎年、現役のメンバーも受け直さないといけない厳しい世界です」と語る。「1次審査がフリースタイル。ランダムで音楽が流れて、その曲に合わせて瞬時に踊る審査です。まだ経験が浅いので心配ですね」と不安を口にした。

 強みは、しなやかでセクシーな表現力。ヒップホップ、ジャズ、ラテンといった多様なジャンルの練習に励み、ターンやジャンプなどのテクニックを磨く毎日。ウォーキングやヘアメイク、英語での面接対策まで、求められる準備は多岐にわたる。

 大舞台に立つまでの壁は高く厚い。ダンスや英語力に加えて、アメリカで活動するためのアーティストビザ(O-1B)の取得が必要だ。「アメリカの弁護士をつけないと難しいとは言われていて。自分がどれだけ有名かとか、評価されているかというのを証明しないといけない」。自身の実績を示す推薦状を集め、膨大な書類を英語で整える必要がある。

 渡航前にかかる弁護士費用や、現地での生活費、車の購入費など、年間で1000万円程の負担が見込まれる。今年の3月からはインフルエンサーの事務所に所属した。「これまではTikTokでライブ配信をやっていましたが、今後は他のライバーの子のサポートをするマネジャーを行っていきます」。自身が担当する配信者が活躍するほどお金がもらえる、成果報酬に近い仕組み。資金面の課題に向き合う中で、スポンサー探しにも取り組んでいる。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
funroots
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集