コラムの記事一覧
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「無事に終わって」と言わない妻 突かれた核心、絶対に勝て…ボクサー京口紘人が未来を白紙にして挑んだ3階級制覇
2025.03.1513日、ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が、東京・両国国技館でWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に挑戦。2022年11月の王座陥落から再起し、3階級制覇挑戦のチャンスを手にした。不退転の決意で臨んだ日々を全3回でお送りする。第1回は「初心」に帰った日々。結婚2年になる妻・亜希さんの一言がきっかけだった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「同じ」を求める日本の風潮、浮いた幼少期「親に迷惑を…」 小学生に伝えたボクサー岩田翔吉の個性論
2025.03.14ボクシングのWBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が13日、東京・両国国技館で行われ、王者・岩田翔吉(帝拳)が同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に0-3の判定負け(112-116、111-117、110-118)した。初防衛失敗で王座陥落。勝利は逃したが、招待した母校の小学生130人に戦う姿を届けた。1月には悩みを抱える後輩たちの前で講演。「人と違っていい」と、継続と個性を伸ばす大切さを伝えていた。戦績は29歳の岩田が14勝(11KO)2敗、32歳のサンティアゴは14勝(9KO)4敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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戦力外→2軍球団入りの右腕が絶句「2日前に拳銃を…」 瀧本将生がアフリカの剛腕とつながったワケ
2025.03.12このオフ、米大リーグのドジャースは佐々木朗希投手と国際FA選手として契約した。その裏で、アフリカ・南スーダンの選手と史上初めて契約を結んだこともニュースとなった。この物語の主人公となった17歳のジョセフ・デン投手と、固いきずなで結ばれた選手が日本にいる。今季、プロ野球の2軍イースタン・リーグに参加しているオイシックスに加入した瀧本将生投手だ。地球の反対側といえるほど遠い国との縁は、どこでつながったのか。
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写真に残った羽生結弦の鬼気迫る目 震災から14年、残した余韻はあの日見上げた星空の如く
2025.03.10フィギュアスケートで五輪連覇を達成しているプロスケーター・羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2025」が9日まで3日間、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開催された。国内外の名スケーターが銀盤を彩ったほか、狂言師・野村萬斎さんがスペシャルゲストで登場。東日本大震災の被災地で希望を発信した主役2人の演技、言葉からはそれぞれの“使命”が伝わってきた。
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井端監督、完勝でも口にしたWBC連覇への課題「コロコロ変わる中でも…」 無安打先制に透けたカギ
2025.03.07野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪で「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」を戦い9-0で完勝。このシリーズを2連勝で終えた。6投手のリレーで、オランダを8回2死までパーフェクトに抑え込み、打線は5回に打者11人で7点を奪うビッグイニングを作った。それでも井端弘和監督が指摘した、国際大会ならではの課題がある。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までちょうど1年。選手にシーズンを通じて高めて欲しい能力とは。
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オランダ戦士が明かす「忘れられない1人の日本選手」 8年前、侍Jで見かけた足上げ打法の衝撃
2025.03.06野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」に出場したオランダ代表で、気を吐くのが37歳のドウェーン・ケンプ外野手だ。5日の第1戦ではチーム唯一の安打。2017年にはワールド・ベースボール・クラシックにも出場したベテランの経験を存分に見せている。そのケンプには、キャリアで忘れられない日本人選手がいるのだという。大谷翔平投手(ドジャース)よりも先に名前を挙げるほどだ。何がそれほど印象深かったのか。
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元ヤンキース戦士も通勤電車で「大阪探検」 侍Jと戦うオランダ代表、広報に聞いた日本満喫の裏側
2025.03.06野球日本代表「侍ジャパン」は5、6日に京セラドーム大阪で強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」を戦う。オランダの選手たちは日本文化に興味津々。2日に来日して以降大阪の街に繰り出す様子を、代表チームの公式SNSが次々に発信している。どんな狙いでコンテンツを製作しているのか、担当者に話を聞いた。
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「スターに憧れる選手にはなりたくない」 引退なでしこエースが見向きもしなかった超大物、13年前の記憶
2025.03.05サッカーの元日本女子代表(なでしこジャパン)FWで代表通算58得点をマークした永里優季が4日、自身のSNSなどで現役引退を表明した。2011年女子W杯ドイツ大会の優勝メンバーで、翌2012年ロンドン五輪銀メダルの立役者となったなでしこ屈指のストライカーは、圧倒的な実力を誇った一方で「孤高」という言葉が似合う選手だった。13年前の夏、英国で目の当たりにした確固たる信念。スーパースターに見向きもしないシーンがあった。
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陸上競技こそ「本当の人類最強と…」 YouTube、Netflix…コンテンツ過多の時代に考えるスポーツを観る面白さ――陸上・田中希実
2025.03.032025年に日本で行われるビッグイベントのひとつが東京世界陸上。9月、国立競技場を舞台に世界から人間の限界に挑む“超人”が集い、熱戦を繰り広げる。2007年大阪大会以来、18年ぶりの日本開催で盛り上がりが期待される中、このほどTeam Seikoに加入した陸上中長距離の田中希実(New Balance)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、「陸上を観る面白さ」をともに考えた。1500メートルと5000メートルの2種目で日本記録を持つ日本最強ランナーは、独自の哲学を持つことで知られる。さまざまなコンテンツが溢れる今、スポーツの魅力はどんなところにあるのか。アスリートの立場から語った。(取材・文=THE ANSWER編集部・神原 英彰)
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日本中長距離の女王・田中希実がTeam Seikoの一員に!「セイコーの理念への共感」が加入を後押し(Seiko HEART BEAT Magazineへ)
2025.03.03各競技のトップ選手たちによって結成されたアスリート集団「Team Seiko」。日本記録保持者も多く名を連ねる少数精鋭のチームに、さらなるビッグネームが加わった。世界陸上実施種目の女子1000m、5000mを筆頭に13もの日本記録を保持する田中希実だ。日本中長距離界の先頭を走り続ける女王が、2025年からTeam Seikoの一員として新たなスタートを切る。
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2025年9月、世界陸上が東京にやってくる 田中希実が語るその魅力「たくさんの『好き』が詰まった大会」(Seiko HEART BEAT Magazineへ)
2025.03.03このほどTeam Seikoに加入した陸上女子中長距離の25歳・田中希実。1500mと5000mの日本記録を保有するトップランナーが、2025年最大の目標に見据えるのが9月の世界陸上だ。舞台は国立競技場。実に34年ぶりの東京開催で、さらなる飛躍を思い描いている。20歳で2019年のカタール大会 に初めて出場して以降、2022年のオレゴン大会、2023年のブダペスト大会に続いて目指す4度目の出場。日本のファンに走りを観てもらえる機会とあって、田中の想いも熱い。
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疲労骨折で4か月離脱「一番苦しく、もどかしい」 諦めなかった安藤友香が世陸代表に大前進
2025.03.029月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、女子では東京五輪1万メートル代表の30歳・安藤友香(しまむら)が2時間23分37秒で日本人トップの11位だった。日本陸連のJMCポイントランクで暫定1位に立ち、代表入りへ大きく前進。参加標準記録2時間23分30秒の突破はならなかったが、諦めずに走り抜いた。ストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で大会連覇。
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東京マラソンを日本人最速で走ったスーパーの店員 世陸争いに待った、苦労人・市山翼の地道な日々
2025.03.029月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、28歳の市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒で日本人トップの10位だった。2021年の自己ベストを1分41秒更新し、参加標準記録2時間6分30秒も突破。普段はスーパーの店員を務める苦労人が、世陸代表争いに割って入る力走を見せた。
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五輪で人気種目も…銃社会アメリカ、校内乱射事件と高校射撃部 難しい「防止」と「活動」の両立
2025.02.28「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「銃社会、校内乱射事件と高校射撃部」。
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188cm115kgの逸材高校生も…ラグビー界で本格化した代表強化策「JTS」とは 欠けていた世代の橋渡しに本腰
2025.02.26次世代のラグビー日本代表を育成する「ジャパン・タレント・スコッド(JTS)プログラム」合宿が2月13日にメディア公開され、指導した日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が取材に応じた。同HCが昨春の就任と同時に立ち上げたプロジェクトは、合宿期間、海外遠征と活動規模を今季は大幅に拡大。これまで本格的に着手出来なかった世代の強化を押し進めることで、欠けていた強化のミッシングリンクを繋ぎ合わせることが期待される。合宿を陣頭指揮したエディーの言葉から、この世代の強化の重要性と可能性が浮かび上がる。(取材・文=吉田 宏)
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比嘉大吾と堤聖也が揺らした脳、魂、そして命 負ければ転落人生、36分間でつくられた2人の空間
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第3回は「完結編」
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仕事を失った絶望期「本人の話を聞いた」 対戦相手・比嘉大吾に支えられた堤聖也の闘争心
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第2回は「堤編」
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引退で無職に、13kg減量、兄貴分の死「自分に嘘をついた」 比嘉大吾が別人に変わった苦闘3か月
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第1回は「比嘉編」