「Bリーグが井の中の蛙にならない」 豪州強豪と“背伸び”して戦うナゼ…3人のGMに聞く、スコアに残らない価値

パースGM「もっと競い合うべき」
交流にメリットを感じているのは、日本側だけではない。
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パースのダニー・ミルズGMは「オーストラリアのNBLと日本のBプレミアが、アジア太平洋地域で最も優れたリーグだと考えています。この協力関係をこれからも続けていきたい。もっとお互いに競い合うべきだと思っています」と語り、再び琉球などBリーグクラブをパースに招待することに意欲を示した。
現状の競技レベルはオーストラリアの方が高いのが現実だが、NBLの新シーズン開幕を前に、Bリーグクラブと対戦することはチームにとって有益な機会だと考えている。
「日本のバスケットボールは小柄なガードが強いプレッシャーをかけてきて、展開が速く、3ポイントシュートを多く打ちます。特に、自分たちのガードが相手のプレッシャーに慣れて、いかにスムーズに攻撃へ移るかは大事なポイントです。NBLとは違うスタイルのバスケットボールと対戦することは、開幕に向けた準備のなかで重要なことだと考えています」
ミルズ氏は、Bリーグの急成長にも強い関心を寄せる。
初めて訪れた沖縄サントリーアリーナを「世界のバスケットボールの中でも間違いなく最高のアリーナの一つです」と絶賛。3試合とも平日開催で、プレシーズンゲームだったにも関わらず、琉球の試合では約8000人もの観客が集まったことを念頭に、「ファンは最後まで応援し続け、最後に選手たちが敬意を示してお辞儀をする。素晴らしい環境です」と話し、アリーナの雰囲気に感嘆した様子だった。
日本各地で進む新アリーナ建設やユース育成環境への投資、有力な外国籍選手と外国人コーチの流入などにも触れ、「世界は日本のバスケットボールと、その成長に注目しています」と続けた。
Bリーグは「NBAに次ぐ世界第2位のプロバスケットボールリーグになる」ことを目指し、競技力向上の面では、2030年までに5人のNBA選手を輩出するという目標を掲げる。その実現に向けて日本人選手のレベルを底上げするためには、国内だけでは得にくい経験や基準に触れることも重要になるだろう。海外の強豪クラブとの交流を重ねることは、Bリーグ、そして日本バスケと世界との距離を縮める一助になるはずだ。
(長嶺 真輝 / Maki Nagamine)
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