2軍球団から巨人入り、夢叶えた韓国26歳 2度の指名漏れ、軍隊で学んだ日本語…気付いた母国との大きな違い

誰よりもしっかり頭を下げる理由「そういうところまでスカウトは…」
「態度です。野球に対する態度。技術よりもめっちゃ勉強になりました。日本ではみんな、球場に入る前にあいさつをします、態度や礼儀を大切にします。韓国にはあまりない文化です。韓国は自分がうまくできないと、すぐイライラする。ここではみんな、自分ができなくても周りの人が応援してくれる、次があるというポジティブな雰囲気があります」
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最初は特に気に留めることなく、韓国と同じようにふるまっていた。「練習とかでうまくいかないと、ちょっと適当にやってしまっていた。そこを日本の選手は、最後までちゃんとやるんです」。監督やコーチからも「そういうところまでスカウトは見ているよ」という話をされたという。
ハヤテ恒例の試合後あいさつで、イ・ゴンヒはスタンドに誰よりも深々と頭を下げる。「今の僕の年齢で、日本で野球をできること自体に本当に感謝しています。心の底からの感謝、心の問題だと思ってやってます」。そして歩き始めたこの道で、どこまでいけるか自分の力を試してみたいのだという。巨人入りで、夢の一つはかなったことになる。
「僕は韓国プロ野球に行きたいとは思っていません。親とも話して、できるところまでレベルの高い日本で挑戦してみたいと思っています」
少年時代のあこがれは、日本代表でも活躍した甲斐拓也捕手。ハヤテが巨人と試合をしたとき、その姿をグラウンドに見つけた。突撃し「韓国から来ました。ずっとファンです」と挨拶。「頑張って」と激励された。今度はチームメートとして、その技術を間近で見る機会もあるはずだ。
技術でも日本野球の壁は高かったという。韓国ではブルペン捕手として、韓国代表でも活躍した左腕のク・チャンモら一流のボールも受けたことがある。その経験をもってしても、日本の2軍は「投手のコントロールが全く違います。ここはKBOの1軍くらいの感覚です。対戦する投手もレベルが高い。球速も、変化球も、全部です」。異国の野球に飛び込んで、初めてわかることがある。伝統球団のユニホームに袖を通し、新たな一歩を踏み出す26歳の挑戦は、ここからさらに加速していく。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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